「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

僕らが旅に出る理由、を考えてみる


旅に出たい。


GWが終わったばかりだというのにそんなことを思う。
ここ2~3年、ひとりで泊りがけの旅行に行くようになった。


かつては考えられないこと。
ひとりなんて、手持ち無沙汰だし、なんか寂しい人みたい。
(実際そうなんですけど)


そんな僕が、ひとりお気楽なドライブ旅行。
誰にも気遣わず、気遣われずの好き勝手な行程が心地よい。


僕も大人になったのだなー。
よくわからんけど。


それに旅行といっても名所史跡を巡るわけでもない。
美味しい地元名物を食べに行くわけでもない。


基本ドライブが主体。
お昼だって、コンビニのおにぎりで済ますこともある。


風光明媚な場所を訪れるのは好きだが、特段興味がなければ立ち寄らない。
クルマからの景色を堪能するだけ。


地元で有名な食事処も基本スルー。
ひとりじゃ落ち着かないし、並んだりするのも嫌だ。


お気楽、気ままにクルマを走らせ、気が向いたら立ちよる。
何時までにあの店に行かなきゃ混んでしまう、
そんな時間に追われる旅はまっぴらゴメン。


何気なく立ち寄った場所の景色に感動したり。
地元の人が普通に生活している姿に思いを寄せたり。
その土地のにおいや空気感に何かを感じたり。


そんな一つ一つの時間がとても楽しい。
その場を感じながら、実は自分ことを考えていることも多い。


自分だけの時間。
そう考えると贅沢な時間。


そうでいながら、
今度は誰かと一緒に来たいな。
この景色を見せたいな、
そんなことも思う。


旅をするというのは、どこかを訪れることが目的ではない。
何かを感じる、自分ごととして考えることに目的がある。


自分を感じて、他人を感じて、人を思う。
そんな旅をたくさんしていきたい。


これまで訪れたところ、ガイドブックにも載ってないただの場所。
それでも何かを感じさせてくれた場所はたくさんあった。


まだまだ時間はある。
僕らは旅に出なければならない
それが僕らが旅に出る理由だと思った。

ワイングラスで飲む日本酒は、新しい幸せを教えてくれる


最近、日本酒をよく飲む。

以前は好きではなかった。
味も香りも含めて、単なるアルコールという感じがした。


元々、お酒は強くない。
だから、たまに飲むと二日酔いになるのも嫌だった。


飲むのはもっぱらビール。
次第にワインやスパークリングワインが多くなっていった。


食事の時にもワインを飲むことが多い、赤ワイン。
でも、どうしても合わない食べ物がある。


お刺身や餃子なんかの時にそう思う。
そう思って日本酒を試してみた。


あら不思議、いけるじゃないの。
最近の日本酒はどれも美味しい。


昔よくあった、甘ったるいような独特のにおいがない。
透き通った美しさ、香りもすこぶる上品だ。


EXILEの人が出ている番組を見て、ワイングラスで飲むことを知った。
日本酒はおちょこでチビチビと飲むものだと思っていた。


ワイングラスに注がれた日本酒は、その透明感が一層引き立つ。
凛とした香り、それを鼻いっぱいに吸い込み、口の中で転がす。


旨いなー。


幸せだなー。


語彙力がないので、そんな感想しか出てこない。
でも最高だ、ワイングラスに注がれた日本酒が神々しく見える。


酒屋に行くと色んな種類の日本酒がある。
季節ごとに作られる生酒もある、特別感があって好きだ。


最近は週末になると、酒屋に赴き色んな酒を試している。
値段だってそんなに高くない。


お気に入りは山形の「山本」という酒。
いろんな種類があって楽しい、
ネーミングも面白いものがある。


最近では若い人が色んな日本酒造りにチャレンジしているらしい。
既存概念にとらわれず取り組んでいるのだろう。


EXILE橘ケンチさんは福岡の酒造と一緒にコラボもしているらしい。
目の付け所もしゃれてるよね、ワイングラスで飲む姿も決まっていた。


日本酒自身のイノベーションも素晴らしいけど、
とっくりおちょこで飲むものという既成概念を打ち破ったことが素晴らしい。


他にもこういうことって、たくさんあるのだろうね。
当たり前を当たり前を思ってはいけない。


何事にも気づくことが大切。
そんな生き方をして生きたい。


クリエイターやアーティストでなくてもできるはず。
そんなことを思った。

 

内面は外見に現れる、だから・・・


会社に来ていく服を買いに行った。

すっかり暖かい季節になったから衣替えが必要だ。
なにより新しいジーンズ(デンハム)に似合う服を着たい。


キレイ目な感じで、紺色のカーディガン、白いTシャツ。
ワンポイントが入った紺のTシャツを買った。


本当は紺色のジャケットの下に着る水色のTシャツが欲しかった。
雑誌で外国人モデルが着ていてカッコよかった。


そうは思ったけど妻に強く制止された。
あなたは紺色ベースで普通にしていた方がいい。


どうやら色物は似合わない、フツーの格好が一番似合う。
そういうことらしい、確かに自分でも地味な外見だと思う。


長年一緒にいる人が言うのだからそうなのだろう。
たまには派手な格好もしてみたいけど、
それが巷で見かける痛い人に違いない。


カーディガンを選んでいたら、店員さんに試着するよう勧められた。
だいたい大きさも分かるので断ったらこう言われた。


試着、面倒くさそうですものね。
うーん、なぜわかっただのだろう。


そう、僕は面倒くさがり、そしてせっかちだ。
だからよく失敗する。


ちゃんとベルトしないでズボンの丈を合わすから、思ったより短かったり。
ポロシャツをサイズだけ見て購入したら、丈が長すぎてだらしなかったり。


なんで店員さんは僕が面倒くさがりであることが分かったのだろう。
そんな態度もとってないし、いやな表情もしていないはず。


適当なことを言っただけなのだろうか。
それとも長年の接客経験でわかるのだろうか。


きっと外見に出ていたのだと思う。
面倒くさがりでせっかちなオーラが出ていたのだと思う。


確かに僕はさっさと買い物を済ませようとしていたし、
そもそも、このようなお洒落な空間は苦手だ。


僕は常々、鷹揚な人間でありたいと思っている。
それなのに、いつもせかせかと何ごとにも焦ってしまう。


そんな内面が外見にも表れているのだ。
そう思ったら急に恥ずかしくなった。


外見は内面を表す。
内面はその人の本質だから隠しようがない。


修行が足りないのか、
それともこんな自分を受け入れるしかないのか。
そのはざまで揺れ動く自分。


しょうがない。
受け入れるべきは受け入れるのだ。
そして、少しでも鷹揚な自分になれるよう、心がける。


受け入れるということ自体が大事。
受け入れなければ、何も変わらない。


歳を取ったからかもしれない。
最近は、少しゆっくり自分を見れるようになった気がする。


そんなことを思った。

 

自分が一番大事だもの、大切にしなきゃね


連休明けの会社、いつもの毎日が始まった。

当然ながらにやることたくさん。
そりゃそう、連休明けにぶん投げといた仕事がいっぱい。


忘れている内容もたくさん。
ひとつひとつ思い出しながら段取りを確認していく。


ああ、連休中、自分のことだけを考えていられた日々が懐かしい。
そこでハタと気づく。


仕事が何で嫌いなのか、面倒くさいのか。
そう、他人のことを考えねばならない時間が圧倒的に多いから。


GW、悶々としながらも、自分のことだけを考えられた時間。
何も変わらない、変われないと悩みながらも、それは自分のこと。


それに対して仕事は。。。
自分が思うことはさておき、他人に気を使い、思いめぐらす日々。


なるほど、そういうことか。
自分ことだけを考えていられる幸せ、それを初めて認識。


そんな事とは思いも及ばず、自分の悩みに四苦八苦。
こんな時間が幸せなな時間なんだとはつゆしらず。


ああ、僕はバカだなー。
本当そう思います。


でも今更だけど、こんなことを知ることができた自分を褒めてあげる。
だって、明日からの自分の所作が変わるもの。


僕にとって一番大事なのは自分。
もちろん自分を取り巻く他人も大事だけど、自分があってこそのこと。


だから、自分が変わるのだ。
自分ファーストな自分に変わるのだ。

 

自分あっての他人との関係。
これは優先順位の話、ビジネスと一緒。


仕事をサボればいいということでもない。
自分にとって大事なことを一番大切にするだけ。


そうでなきゃ、自分の存在意義がない。
何ごとも頑張れないから、
結局、何もなしえない。


自分を大切にすれば、仕事だって頑張れる。
そういうことなんじゃないか。

そんなことを思う。

 

DENHAM(デンハム)のジーンズを買いに渋谷へ行く


ジーンズを買った。

最近は会社にもジーンズをはいていく。
濃い色のジーンズだとキレイ目だし、セーターなどにもあう。


履いてるのはユニクロ、これがなかなかいい。
とはいえ、良い大人がユニクロを履いて会社に行くのもどうかとも思う。
別にいいっちゃいいんだろうけど、気になる(小心者の私)。


そこでちょっとよさげなジーンズを買いに行く。
リーバイスなどのジーンズメーカーではなく、セレクトショップで探してみる。


みんな驚くほど高い。2~3万もする。
ユニクロなんて3千。。。いかんいかん、そういうことではないのだ。


何本か試着してみるが、どうもしっくりこない。
イタリア製の生地です、こだわりの縫製です、いろいろ言われるがなんとも。


家に帰りネットでもいろいろ探してみる。
段々、頭がマヒしてくる、3万円くらいでもいいか、どうにも影響されやすい私。


気になったのがデンハムというメーカーのジーンズ。
オランダ製らしい、オシャレー。


気になると、気になってしょうがないのが私の性分。
その日は土曜日、18時から食事の予定。今はまだ15時、よし出掛けよう。


普段は出不精なのに体にムチ打って出かける。
目的地は渋谷のパルコ、何十年振りだろうか。


緊張しながら、人でごった返すスクランブル交差点を渡る。
目的地につく、店員のお姉さんにスマホで目的のジーンズを見せる。


これは店頭に出してないんですよ、そんなこと言って店の奥に取りに行く。
試着させてもらうと何ともいい感じ、しっくりくる。


お似合いですよー、美人のお姉さんが後押ししてくれる。
即座に購入、その間15分程度のいいお客。お値段3万3千円。


こんな高いジーンズ買ったの初めて。
けどこのお店の売れ筋は5万円くらいするものらしい。


若い子がこんな高価なジーンズ何で買えるのだろう。
デニムは履くほど味が出てきますからねー、お姉さんがほほ笑む。


ということで、無事に満足感を購入完了。
あー楽し。


これで麻のシャツでも着て、さっそうと街を歩こうじゃないか。
これまた何十年振りかにスペイン坂を下る。


その横にはPCR検査場がある。
街の風景は変わらないようで変わっていく。


自分も変わらなきゃな。
少し緊張しながら渋谷の街並みを歩く。


スキップでもしたい気分、ホント単純なものだ。

 

仕事の経験を活かすには

主催者の無料写真


今日でGWも終わり。

長かったようで短かった10日間。
明日からまたいつもの毎日へと戻っていく。


GWが始まるといつものように焦りだす自分がいた。
何かしなきゃ、何か変えなきゃ。


そんなことを先日も書いた。
結局どうだったのか。


まあ、いつも通りのGWだった。
でも、いつもよりは考える時間が多かったような気がする。


今年はあえて、あまり出かけないようにしてみた。
このブログを書いたり、本を読んだり。


そして、少し自分のこれからについて考えてみた。
いつも自分はこれからどうしたらいいか、
どうすべきか思い悩んでいたから。


ノートに書きだしては悶々としていた。
それを今回、パソコンのテキストで整理してみた。


なんか少しだけスッキリした。
頭が整理されて、やること、やりたいこと、無理なこともわかった。


よく考えると、こんな感じでいつも仕事している。
やるべきこと、期日、内容を整理して実行している毎日。


なんだ、こうやって考えればいいのか。
いつも仕事でしていること、
なんで自分のことに活かしてこなかったのだろう。


僕は仕事は好きではない、いつも嫌々仕事をしている。
でも根が真面目(?)だから一生懸命取り組んでいる。


土日も仕事をする、
人より時間をかけなきゃ一人前になれないから。


たぶん僕は仕事がキライといいながら、仕事しかしていない。
仕事しかすることがない、だから一生懸命。


これはこれでしょうがない。
でも、もう少し自分のために時間を使ってもいい。


休んだり、遊びに出掛けたりということではない。
自分がしたいことをみつけ、
それを実行するために時間を使うということ。


仕事の時間を1~2割、こちらへ持ってくればいい。
仕事の時間を削らなくても、朝6時から8時半までの時間を使えばいい。


テレワークで可能になったこと。
やるか、やらないかは自分次第。
尊敬する写真家、星野道夫さんの言葉を思い出す。


「短い一生で心惹かれることに多くは出会わない
 もし見つけたら、大切に、大切に。」


自分の時間というのは余暇の時間だと勘違いしていた。
だから何かしなきゃ、出かけなきゃといつも思っていた。


そうではない、
考えること、そして実行すること。
いつも仕事でしていることじゃん。


初めてそんなことに気づいた。
そんなGWだった。

考えることを放棄しちゃいけない


最近は会社に行くのもすっかり私服。

三年前に今時の施策としてオフィスカジュアルが導入された。
若い子は嬉しそうにおしゃれ、オッサンは変わらずスーツ。
しばらくはそんな感じ。


それでも時折、私服でやって来るオッサンの痛い姿が印象に残っている。
どこでその服売ってるの?そんな感じ。
役員からしてそんな感じだ。


僕はというと、この際だからとキレイ目なジャケパン私服を買い込んだ。
なんかいい感じ、自分が違う自分になったようで気持ちがいい。
(簡単な自分)


なんといってもスーツと比べて動きやすいし、仕事していても楽ちん。
夏はポロシャツで涼しいし、冬はセーターで暖かい。
そもそも、夏も冬もスーツっておかしくない?
そんなことに今さら気づく。


こんなだから、ここ三年スーツを着ていない。
客先行くのもジャケパン、最近は来客があっても上着すら着ないこともある。


だからといって、非常識、なんて怒られることも無い。
言わないだけでそう思われている、なんてこともない(と思う)。
だって、相手に不快感を与えるような恰好をしているわけではないのだもの。


たぶん僕らが思っている以上に、相手は僕らに関心がない。
関心があるのは自分のことだけだ。
スーツ着てちゃんとしている自分が大事なだけ、
それで安心できるだけ。


スーツを着なくなってわかったことがある。
オシャレって難しい、そんな自然の摂理を今ごろ知った。


普段着だったら、それこそスエットでも短パンでもいい。
もちろん仕事だもの、そういうわけにはいかない。


相手に不快感を与えない、社会人として常識ある私服。
意外とこれが難しい。


さらに50代としての適切な格好も模索しなければならない。
若すぎず、オッサンすぎず、それ相応の上品さも醸し出したい。


スーツであれば何も考えなくていい。
10万のものでも1万のものでもスーツはスーツ。
どちらを選ぶかは着る人の価値観の問題。


でも、これって創造力の放棄だと思う。
スーツ着てれば、あとはなんだっていい、簡単すぎる。
だから日本企業が生み出す製品にはセンスがない。


性能は良くても価格は安くても、マーケティングが優れていても。。。
センスがない。
これって致命的だと思う。


最初はオフィスカジュアルなんて、若い子に媚びた施策だと思っていた。
でも違う、センスを育むための施策だと思う。
これから企業が生き延びていくためには、
生み出す製品やサービスにセンスが必要となる。


だから、これは会社のため、仕事のための取り組みではない。
自分のための取り組みなのだ。


センスある自分でいるための修行。
何ごとも楽しちゃいけない。


楽(らく)しないで楽(たの)しむことが必要。
嬉々として取り組むのが良い。


そう思って今日も悩む、何着て行こうか。。。
50代からの修行、そう思って楽しむ。。うーん、難しい。

いつもの一日をいつもの平凡な一日にしているのは自分だった


久しぶりのゴールデンウイークらしいGW、日本中がそんな感じだ。

テレビでは混雑する観光地や渋滞する道路が映し出されている。
我が家はどこにも行く予定がない。


そんなインドアの我が家をアウトドアな弟家族が誘ってくれた。
近所の公園でのピクニック、徒歩で5分ほどの場所にある公園。


とはいってもアウトドアな弟家族は本格的なキャンプグッズを持ち込む。
コダワリのイスやテーブルにタープまで、お昼寝する場所まである。


この公園、火は使えないのでお昼はサブウエイのサンドイッチ。
いそいそと持ち込んだお酒をここぞとばかりに飲む。


ハートランドのビール、スパークリングワインに日本酒。
最高だ。


外で飲み食べることがこんなに美味しいとは。
美味しいものは、ただ美味しいだけじゃなくて食べる環境によってより美味しくなるのだ。
先日自分で書いたことなのに改めて実感する。


さらに弟家族が持ち込んだのがモルックというゲーム。
フィンランドの伝統ゲームらしい。
1から13まで番号が書かれた木を並べ、丸木を投げて倒すゲーム。


これが面白い。
テレビでは見たことがあったけど、やっぱ何事もやってみるもんだ。


なにより力も敏捷性も不要、丸木が並べた木に当たった音が気持ちいい。
きっと高齢者でも楽しめる、ゲートボールより流行るのではないだろうか。


そんなことんなで、食べて飲んでまったり遊んだ一日。
大満足なゴールデンウイークだった、持つべきは兄弟、ありがとうございます。


それにしても徒歩5分の近場でもこんなに楽しむことができるのだな。
なにも何時間もかけてキャンプ場に行く必要もない。


年頃の娘なんか公園のトイレが嫌で、その度に家まで帰っていた。
でもこんなことができるのもお気楽でいい、お酒もすぐに補充できる。


気持ちよく疲れ家に帰りお風呂に入る。
いつものお風呂、いつものシャワー、なのになぜか気持ちいい。
熱いお湯が体にしみわたる。


なるほどなあ、いつも何気なく浴びてるシャワーだけど、こんなに違うんだ。
いつもの毎日をいつもの平凡な毎日にしているのは自分。
ちょっと反省だ、そんなことを思う一日。


何処かの誰かが言ったっけ、僕らは旅に出なければならない。
そこまで大げさじゃなくても、心がけ次第で何でもできる。
そういうことだと思う。

 

コメダ珈琲で思う「無個性」の「個性」化


コメダ珈琲に行った、初コメダ

GW、家族で出かける行事もない。
一度行って見たかったコメダ珈琲に行こうと誘ってみた。
(しょぼい父親で申し訳ない)


到着したのは11:30、既に満員だ。
愛層のいい店員さんがてきぱきと働いている。


10分ほど待って席へ案内される。
これがコメダ珈琲か、喫茶店とファミレスの中間みたいな感じ。

メニューを開くと思ったより少ない。
もっと色んなメニューがあると思っていた。


家族はサンドイッチ、僕はホットドックとコーヒーを頼む。
運ばれてきたコーヒーはいたって普通、袋に入った豆菓子つき。


なんでこのお店が全国に広まっているのだろう。
特段値段が安いわけでも、食事が美味しいわけでもない。


横の壁に「KOMEDA COMES TRUE.」と書かれたシールが貼ってある。
ドリカム?何の意味だろう。


スマホで調べるとコメダ珈琲が実現していきたいことを表しているらしい。
くつろげる場所であり続ける、みたいなことが書かれている。


よく考えると、最近は喫茶店らしい喫茶店って少ない。
スタバやタリーズ、もしくはファミレス。
またはデパートなんかに入っている高級喫茶。


昔ながらのモーニングが出てくるような喫茶店って以外にない。
それのフランチャイズ、要はファミレス版がコメダ珈琲なのか。


なんか味気ないけど、誰もが気軽に入れるお店。
普通であること、それを差別化要素にしちゃうんだから、商売上手。


こうなると、一芸に秀でたとんがった店の方が痛い店に見える。
ああ頑張ってるね、こだわってるんだね、もっと普通でいいのに、そんな感じ。


世の中、個性が一巡するとこんな感じになるのだろうか。
無個性の個性化。


でも、世の中そんなお店ばかりだと寂しい。
無個性のように見えて実は個性がある、そんなお店がカッコイイと思う。


人も一緒。
フツーに見えて、一本筋の通った人。


そういう人に限って、着ている服も高品質なものだったりする。
要はそんな服が似合う人。


逆に見かけは突飛だけど、よく見ると、まわりの人も同じような恰好をしている。
着ているのはワンシーズン限りのファストファッション


個性を表現しているのか、個性を装っている(装わされている)のか。
誰かのお仕着せで個性を装うなんてごめんだよね。


自分を知って、自分を正しく表現したい。
似合う似合わないというのは、自分を知っているか否かと一緒だから。


人もお店も一緒かもしれない。
コメダもいいけど、そんなお店も応援したい。


コメダ珈琲でくつろぎながらそんなことを思う。
ああー、商売上手だなあ。

 

運が良いとか悪いとか、決めてるのは自分自身


最近、ドライブ中によくラジオを聞いている。

以前はお気に入りの曲を流し続けていたけど、意外と疲れる。
だからラジオ、今さらながらだけど意外といい感じ。


かつてメディアといえばテレビに新聞、そしてラジオ。
今はそれに加えてYoutubeやらtwitterやら百花繚乱。
遠くの国の出来事だって、瞬時に伝わる世の中。


テレビはまだしも、新聞やラジオなんて衰退の一途だと思っていた。
情報の入手手段として捉えればその通りだと思う。


今は情報は自分から取りに行く時代、そのツールが各種のSNS
情報を待っていたら生きていけない。大げさじゃなくそう思う。


でもラジオの魅力は違うところにあった。
それは近くで誰かがおしゃべりしている、その存在感。


仕事しながら、勉強しながら。
その隣で誰かがしゃべっていることの安心感。
気になれば、聞き耳立てて聞いてみる。


ひとりじゃない、寂しくない。
そんな気にさせてくれるラジオ、意外に偉大なツールかもしれない。


先日、そんなラジオを聴いていて、気になった話。
リスナーさんからの質問にラジオパーソナリティさんが答える。


どんな男性と付き合えばいいですか?
ラジオパーソナリティさんはこう言う。
じゃんけんに強い男。


世の中うまくいくかいかないかは運しだい。
だから運をつかめる男を選ぶべきだということらしい。


そのお方、自分はじゃんけん強いと言ってその場でお相手と五番勝負。
見事逆転勝ち、秋元康さんです。


ふーん。。。確かにそうかもね。
でもなんか腑に落ちない、何が腑に落ちないのか考えてみた。


それは秋元さんが成功された人だからだと思う。
妬みじゃなくてそう思う。


有名人などのスペシャルな人は自分がスペシャルだと言わない。
決して言わない。


彼らはスペシャルな上に、運も掴むことができた人たち。
単に運が良い人たちではない、本当はそう言って欲しい。


本当は運だけじゃない。
そうでありながら、そう思わせないように伝える、さすがの秋元康さんだと思う。


結局、運が良いとか悪いとか、すべて自分が決めること。
ぜんぶ自分次第。


だから、まずはすべきことをする、これにつきる。
そして自分は運が良いな、そう思う。
だって自分の勝手だもの。


こんなことをひとり思い考えられるのもラジオのいいところ。
ちなみに車の中だと、ラジオに向かってなんか言うこともできる。


そんなことないでしょ、僕はこう思う。
あー、その通りだね、いいね。
人には見せられないひとりごと。


僕らの周りにはコミュニケーションが落っこちてる。
感じるか感じないかは自分次第、それが運なんじゃないだろうか。


そんなことを思った。

 

美味しいものは、美味しく食べることで美味しくなる


水戸一泊旅行の二日目、この旅には目的があった。

鹿島スタジアム、一度行って見たいと思っていた。
ごひいきチームの横浜Fマリノス、初めてのアウェー観戦。


試合開始は15時、それまで何をしようか。
特に当てもなかったので、道の駅かつらという場所に向かった。


以前、訪れたことがある川沿いの道の駅。
河原でキャンプをする人や、水遊びをする子供たち。
田舎ならでは(失礼)の牧歌的な風景が心地良い。


この場所にはまだ桜が咲いていた。
散り始め、風に吹かれて桜の花びらが舞っている。


まだ朝の9時半、しばらくボーっと舞い散る桜の花びらを見る。
風が吹くと花びらがハラハラと僕を包み込む。
何やら特別な光景、このまま何処かに連れてかれちゃいそう(乙女)。


道の駅にサンドイッチとコーヒを買いに行く。
サンドイッチにはなぜか唐揚げが2つ付いている。
コーヒーはサザコーヒーといった、こちらでは有名なようだ。


さっきの場所に戻り、コーヒーを飲む。
旨い。。。薄い感じなのに味が濃い、酸味もあり僕の好きな味。
思わずお代りをしてしまう。
サンドイッチも美味しかった、もちろん唐揚げも。


このサザコーヒー、茨城発祥のコーヒー屋さんらしい。
後で調べると二子玉川にも店がある、後日、行ってみた。
その場で飲むこともできるのだが、豆の販売がメインらしい。


一杯どりという、ドリップタイプのものも売っている。
見ると値段がおかしい、なんと二万円もするものがあった。
いっぱいじゃなくて一杯、コーヒー一杯分。
うちは豆をオークションでも仕入れてるんです、店のお兄さんが言っていた。


何ごとにもこだわりの世界はあるものだ。
道の駅で飲んだサザコーヒーは一杯200円、何が違うのだろう。


桜の花びらが舞い散る中で飲むコーヒーは最高だった。
一杯二万円のコーヒーだったら、また違う世界が見えるのだろうか。
そうかもしれない。


でも、食事はそれを食す環境やその時の自分の感情に大きく左右される。
美味しいものは、美味しく食べることで美味しくなる、そう思う。


美味しかった食べ物の記憶。
その食べ物が単に美味しかっただけではなかったことを思い出す。


あの名店の何が美味しい、これが美味しい。
あそこで食べた、ここでも食べた。
それだけじゃない、もっと大事にしなきゃいけないことがある。


最高の場所で最高の時間、
そこで飲む200円のサザコーヒーが僕を最高の気持ちにさせてくれる。


気がつくと時計の針が12時半をさしている。
急がないと試合開始に間に合わない。


偕楽園やおさかな市場、どこに行こうか考えていたが、それどころじゃない。
でも、こんな旅もあっていい、気持ちのいい時間。
焦る必要なんて何にもない。


初めて訪れた鹿島スタジアムは最高だった。
マリノスは3-0で勝利、鹿島で勝つのは10年ぶりらしい。


夜遅く家に帰る、慌ただしい土日、それでも何やら充実感。
何ごともやってみるもんだ、そう思う、疲れたー。

 

ネモフィラを見て思う、僕はどんな僕になれるのだろう

千葉の無料写真


何もしなきゃ何も変わらない。

最近そんなことをよく思う。
まるで思春期を迎えた中学生、いわゆる中二病
そう僕は第二の青春を迎えたのかもしれない(前向き)。


いつも気がつくとぐーたらな休日を過ごしている。
ビールを飲む時間がやってくるのをひたすら待つ毎日。


それではいけない。
僕は出かけなければいけない、何かに出会わなければいけない。


そう思い、先日、水戸への一泊旅行に出かけた。
もちろんの助の一人旅、同行するのは僕の愛車。
大好きなドライブ旅行。


まずは行ってみたかった「ひたち海浜公園」に向かう。
ネモフィラってやつだ、僕が行ったときは三分咲き。
それでも迫力のある景観だった、丘の上からは海が見える。


近くにあったベンチに座る。
特段することも無いから、ボーっと座ってネモフィラちゃんを見る。
近くで見るといたって普通の花。


これがあたり一面に広がることで景色が変わる、この花の価値が変わる。
面白いものだ。


人間も一緒かもしれない。
ひとり一人は平凡かもしれないけど、そんなみんなが集まると何かが起きる。
会社なんかがそうなのだろう。みんなで働き、みんなで価値を生み出す。


中には、ひとりで輝きを放つ人もいる。
そんな人は、ミュージシャンになったり、スポーツ選手になったりするのだろう。
花で言えばなんだろう、ひまわりや桜の木みたいなものだろうか。


僕はどんな花なのだろう、そしてどんな花になりたいのだろう。
そんなことを考えてみる。


見て美しいだけの花じゃない方がいいな。
かといって食べられたり、何かの原料になったり、そういうことじゃない。
何かを感じてもらえる花がいい。


ふと思ったのは、れんげの花。
あの土手なんかに咲いていて、花飾りなんかにするやつ。


きっとみんな、誰かと一緒にれんげの花を摘んだことがあるはず。
その時の気持ち、思い出してみてほしい。
そんな思いを感じさせる花になれたら最高だ。


人間も同じかもしれない。
僕の人生、誰かに何かを感じ取ってもらえたなら嬉しい。


ネモフィラを見ながらそんなことを思った。

 

何かを成し得るGWなのか、いつものように何も変わらないGWなのか?


ゴールデンウイークがやって来た。

人生何回目のGWだろう。
あれをやろう、これもやろう。
そんな期待で僕の妄想は膨らみ続ける。


これだけの連休があればなんだってできる。
本を読み、勉強をして、知見を広げ、新しい人生を作り出す。
GW後には仕事だって辞めてやる。
この連休を活かして、僕は新しい自分に生まれ変わるのだ。


そんなGWがいよいよやってきた。


1日目、まずは普段の疲れを癒そうじゃないか。
たまにはぐーたらな一日があってもいい。


2日目、午前中はメジャーリーグ中継にかじりつく。
生放送で見れるなんて幸せだ、ああビールが旨い。


3日目を迎える。
僕はなぜだか焦りだす、でも大丈夫GWはまだ始まったばかり。


・・・


5日目、GWが半分過ぎる。
おかしい、この4日間僕はいったい何をしていたのだろう。


・・・


7日目、GWもあと3日。
今日が終わればいつもの土日じゃないか、おかしい。


あと2日、あと1日、何かしなきゃ、何か変えなきゃ。
それでもカウントダウンは進む。


チーン。


いいGWだった、十分休んだし、家族と一緒に過ごすことができた。
いつものように自分を慰め、自分を誤魔化す。


そしていつもの毎日が始まる。
僕はこんなGWをもう何十回も繰り返してきた。


変えたい、変わりたい。
仕事だって、生活だって、生き方だって。


これだけの連休があればなんだってできる。
なんだってできるはず。。。


ずっとそんなこと思ってきた。
俺は本気出してないだけ、そんな映画があったっけ、絶対に見るものか。
ああ、またこうしていつもの自分に僕は戻っていくのだろうか。


こんなことを書いている今日は5月1日、既にもうGW3日目だ。
昨日も一昨日も、ぐーたらな一日を過ごしてしまった。
だって木曜日に3回目のワクチン接種をしたから体がだるいのだもの。


ええい、ダメだ、このままではいつもの、いつもの僕にしかならない、
だから決めた。


とりあえずブログを書く。


だって、僕にできることはそれくらいなのだもの。
でも、感じたことや考えたことを文字にして表すのは面白い。
それに何処かの知らない誰かが見てくれるかもしれない。


何かを表現できるってことは楽しいこと。
僕にできることはこれくらいしかない。


それなのにこのブログも2月からまったく更新していない。
まずはやれることからやろう。
できることがあるのは幸せなこと、やれるのにやらないのはバカだ。


ブログだけじゃない、きっと何事も一緒。
やるか、やらないか、それだけのこと。

そんなことを思った。

感情

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スノーボード平野歩夢さんが金メダルを獲得した。

 

スタートを切るその瞬間、テレビはサブチャンネルの切り替え画面に。
巷でも話題のようだ、ご多分に漏れず我が家も一緒。
なんとか切り替えた時はすでに遅し、世紀の瞬間を見逃した。
一緒に見ていた妻もおかんむりだ。

 

しばらくしてツイッターを見ると、サブチャンネルがトレンド入りしていた。
おなじ思いをした人がたくさんいたらしい。
買い物から帰ってきた妻にも教えてあげた、ネットでサブチャンネルが話題になっている。
それを聞いた妻は言う。
「サブチャンネル?なんのこと?」

 

なるほど、つまらないことは忘れるにつきる。
そんなことにこだわっていて何になる。
素直に平野歩夢さんの金メダルに感動すればいい。

 

金メダルが決まった時の平野歩夢さんのガッツポーズ。
普段はあまりしない、この時は自然と出た。
インタビューでそう言っていた。
それだけ自分自身が納得する滑りだったのだろう。
二回目で高得点が出なかったことに対する思いもあったに違いない。

 

僕らは自分の感情を隠しがちだ。
嬉しくても悲しくても、常に人目を気にしている。
感動なんてしていない、普通のこと、いつものこと、たいしたことない。
そんなふうに気持ちを押し殺す。
いったい、なんのためにそんなことをするのだろう。

 

自分の感情を自然に表現できる人は素敵だ。
ウソ偽りのない自分の気持ち。
そんなことができる人になりたい。
そんな何かができる自分になりたい。

 

金メダルみたいな特別なことじゃなくていい。
些細なことでいい。
そんな日常を送りたい。

 

そんなことを思った。

 

暇つぶしの人生

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最近、酒の量が増えている。

 

遅くとも夕方の6時には仕事を終える。
テレワークが日常となったから、1時間半の通勤タイムが不要になった。
夕食までの一時間、ひとり気ままに酒を飲む。

 

まずはビール。
つまみは冷凍の枝豆をレンジでチンしたもの。
足りなければ一口サイズのベビースター
僕は手が汚れる食べ物は嫌いだ。

 

そのあとワインをチビチビ飲む。
妻がどこかで買ってくる安いワイン。
暑い日は氷を入れて飲むこともある。
かち割ワイン、意外と飲みやすい、何より飲み過ぎなくていい。

 

スパークリングワインを飲む時もある。
ちょっとココロに余裕がある時。
シュワシュワとした泡を部屋の照明に透かしながら飲む。
夏であればまだ残る陽に透かして見る、最高だ。

 

最近は日本酒も飲む。
元々酒は強い方ではないから、日本酒は避けてきた。
それでも最近は旨いと思うようになり、よく飲む
ワインより複雑に整えられたその味。
歳と共に味覚は変わるのだろうか、それとも鈍感になり新たな刺激を求めだすのだろうか。

 

酒屋であれやこれやと酒を選ぶのは楽しい。
最近飲んでうまかったのは「山本」という山形の地酒。
限定の生酒だったが、透明な飲み心地のその酒は新鮮だった。
きれいな飲み心地の中に日本酒の香りがうまく溶け込んでいる。
強い酒が苦手な僕にはあっていた。

 

こうやって自分に合う酒を探し、晩酌する時間は何ごとにも代えがたい。
ちなみに僕は「限定品」に弱い。
ついつい早く買わなきゃ、いま買わなきゃ、そう思ってしまう。
まったくお安い性格だ、我ながらそう思う。
だから僕は騙されやすいのだろう、どうでもいいこと。

 

こうして今日も酒を飲む。
僕にとって酒を飲む時間まで、単なる暇つぶしでしかない。
仕事でもプライベートでも一緒。
早く夕方がやってこないかな。
そんな毎日、そんな人生を送っている。

 

誰かが言ってたっけ、人生は暇つぶし。
案外悪くないな、そんなこと思うのは歳をとったからだろうか。

 

羨ましいだろ。
誰に言うでもなく、ひとり呟いてみる。