「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

僕らが旅に出る理由、を考えてみる


旅に出たい。


GWが終わったばかりだというのにそんなことを思う。
ここ2~3年、ひとりで泊りがけの旅行に行くようになった。


かつては考えられないこと。
ひとりなんて、手持ち無沙汰だし、なんか寂しい人みたい。
(実際そうなんですけど)


そんな僕が、ひとりお気楽なドライブ旅行。
誰にも気遣わず、気遣われずの好き勝手な行程が心地よい。


僕も大人になったのだなー。
よくわからんけど。


それに旅行といっても名所史跡を巡るわけでもない。
美味しい地元名物を食べに行くわけでもない。


基本ドライブが主体。
お昼だって、コンビニのおにぎりで済ますこともある。


風光明媚な場所を訪れるのは好きだが、特段興味がなければ立ち寄らない。
クルマからの景色を堪能するだけ。


地元で有名な食事処も基本スルー。
ひとりじゃ落ち着かないし、並んだりするのも嫌だ。


お気楽、気ままにクルマを走らせ、気が向いたら立ちよる。
何時までにあの店に行かなきゃ混んでしまう、
そんな時間に追われる旅はまっぴらゴメン。


何気なく立ち寄った場所の景色に感動したり。
地元の人が普通に生活している姿に思いを寄せたり。
その土地のにおいや空気感に何かを感じたり。


そんな一つ一つの時間がとても楽しい。
その場を感じながら、実は自分ことを考えていることも多い。


自分だけの時間。
そう考えると贅沢な時間。


そうでいながら、
今度は誰かと一緒に来たいな。
この景色を見せたいな、
そんなことも思う。


旅をするというのは、どこかを訪れることが目的ではない。
何かを感じる、自分ごととして考えることに目的がある。


自分を感じて、他人を感じて、人を思う。
そんな旅をたくさんしていきたい。


これまで訪れたところ、ガイドブックにも載ってないただの場所。
それでも何かを感じさせてくれた場所はたくさんあった。


まだまだ時間はある。
僕らは旅に出なければならない
それが僕らが旅に出る理由だと思った。