何もしなきゃ何も変わらない。
最近そんなことをよく思う。
まるで思春期を迎えた中学生、いわゆる中二病。
そう僕は第二の青春を迎えたのかもしれない(前向き)。
いつも気がつくとぐーたらな休日を過ごしている。
ビールを飲む時間がやってくるのをひたすら待つ毎日。
それではいけない。
僕は出かけなければいけない、何かに出会わなければいけない。
そう思い、先日、水戸への一泊旅行に出かけた。
もちろんの助の一人旅、同行するのは僕の愛車。
大好きなドライブ旅行。
まずは行ってみたかった「ひたち海浜公園」に向かう。
ネモフィラってやつだ、僕が行ったときは三分咲き。
それでも迫力のある景観だった、丘の上からは海が見える。
近くにあったベンチに座る。
特段することも無いから、ボーっと座ってネモフィラちゃんを見る。
近くで見るといたって普通の花。
これがあたり一面に広がることで景色が変わる、この花の価値が変わる。
面白いものだ。
人間も一緒かもしれない。
ひとり一人は平凡かもしれないけど、そんなみんなが集まると何かが起きる。
会社なんかがそうなのだろう。みんなで働き、みんなで価値を生み出す。
中には、ひとりで輝きを放つ人もいる。
そんな人は、ミュージシャンになったり、スポーツ選手になったりするのだろう。
花で言えばなんだろう、ひまわりや桜の木みたいなものだろうか。
僕はどんな花なのだろう、そしてどんな花になりたいのだろう。
そんなことを考えてみる。
見て美しいだけの花じゃない方がいいな。
かといって食べられたり、何かの原料になったり、そういうことじゃない。
何かを感じてもらえる花がいい。
ふと思ったのは、れんげの花。
あの土手なんかに咲いていて、花飾りなんかにするやつ。
きっとみんな、誰かと一緒にれんげの花を摘んだことがあるはず。
その時の気持ち、思い出してみてほしい。
そんな思いを感じさせる花になれたら最高だ。
人間も同じかもしれない。
僕の人生、誰かに何かを感じ取ってもらえたなら嬉しい。
ネモフィラを見ながらそんなことを思った。