「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

暇つぶしの人生

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最近、酒の量が増えている。

 

遅くとも夕方の6時には仕事を終える。
テレワークが日常となったから、1時間半の通勤タイムが不要になった。
夕食までの一時間、ひとり気ままに酒を飲む。

 

まずはビール。
つまみは冷凍の枝豆をレンジでチンしたもの。
足りなければ一口サイズのベビースター
僕は手が汚れる食べ物は嫌いだ。

 

そのあとワインをチビチビ飲む。
妻がどこかで買ってくる安いワイン。
暑い日は氷を入れて飲むこともある。
かち割ワイン、意外と飲みやすい、何より飲み過ぎなくていい。

 

スパークリングワインを飲む時もある。
ちょっとココロに余裕がある時。
シュワシュワとした泡を部屋の照明に透かしながら飲む。
夏であればまだ残る陽に透かして見る、最高だ。

 

最近は日本酒も飲む。
元々酒は強い方ではないから、日本酒は避けてきた。
それでも最近は旨いと思うようになり、よく飲む
ワインより複雑に整えられたその味。
歳と共に味覚は変わるのだろうか、それとも鈍感になり新たな刺激を求めだすのだろうか。

 

酒屋であれやこれやと酒を選ぶのは楽しい。
最近飲んでうまかったのは「山本」という山形の地酒。
限定の生酒だったが、透明な飲み心地のその酒は新鮮だった。
きれいな飲み心地の中に日本酒の香りがうまく溶け込んでいる。
強い酒が苦手な僕にはあっていた。

 

こうやって自分に合う酒を探し、晩酌する時間は何ごとにも代えがたい。
ちなみに僕は「限定品」に弱い。
ついつい早く買わなきゃ、いま買わなきゃ、そう思ってしまう。
まったくお安い性格だ、我ながらそう思う。
だから僕は騙されやすいのだろう、どうでもいいこと。

 

こうして今日も酒を飲む。
僕にとって酒を飲む時間まで、単なる暇つぶしでしかない。
仕事でもプライベートでも一緒。
早く夕方がやってこないかな。
そんな毎日、そんな人生を送っている。

 

誰かが言ってたっけ、人生は暇つぶし。
案外悪くないな、そんなこと思うのは歳をとったからだろうか。

 

羨ましいだろ。
誰に言うでもなく、ひとり呟いてみる。