「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

【仕事】何事にもいい塩梅というのがある


先日、仕事で青森に出張してきました。ちょうどねぶたまつりが開催されていて、行きの新幹線は満席、ホテルも取れなかったので用事を済ませると早々に帰路に着きました(写真は新青森駅に飾ってあったねぶたです)。

なんかもったいないなーとは思いながらも、仕事モードで観光する気にはなかなかなれないものです。巷では、自民党の議員さんが38人という大所帯でフランス視察旅行に出向いていたことが話題になっていますが、こちらは最初から遊びモードで仕事(観光?)に行ったのでしょうね。これは極端な例として、仕事をちゃんとした上であれば、せっかくなのですからもう少し現地を楽しむ余裕くらいは持ちたいものです。

こういうことは習慣が影響するのだと思います。いったん、出張先で仕事より観光を優先させてしまったりすると、次もまあいいか、その次も別に誰も何も言わないからいいかという具合に考えてしまいがちです。

人間って弱いものだなーと思います、一度タガが外れると、それが習慣になってしまう。だから自分を律することが大事、でもそれが行き過ぎると、すべてが義務のようになってしまう。息苦しい生活を送ることになりかねないし、それを人に押し付けることになったら最悪です。そんな上司が近くに居ませんか?昔はこうだった、俺はこうしてきた、そんな人たちですね。これまた巷で話題のビッグモーターの幹部さんもそんな人たちかもしれません。

じゃあどうしたらいいのでしょう、気を緩め過ぎず、自分を律し過ぎず。何ごともほどほどで取り組む、でもそれってすべて中途半端になってしまうのでは?

やっぱり、何ごともメリハリをつけることが大事なんだと思います。自分がやると決めたことは一生懸命頑張る、そして休む時は気兼ねなく休む、簡単そうですけどこれが大事なことだと思います。

なぜだか僕らは「休む」イコール「悪いこと」ととらえてしまいがちだからです。休むこととサボることは同義ではないのにおかしいですよね。たぶんこれって、仕事や勉強が面白くないからなんです。つまり頑張って取り組んでいることが楽しくないから、休みに逃げる、逃避する、そんなイメージがあるのだと思います。

逆に言うと、仕事や勉強を楽しむことができれば、休むことだってもっと楽しめるはずです。難しいことかもしれませんが、実はそうでもないんです。みんな真面目だからついハードルを高くあげすぎてしまうのです。何ごとにも適度にちょうどいい塩梅があるはずです、それを見つけることがポイントだと思います。

その塩梅の中で一生懸命頑張る、これです、これが大切なことだと思います。頑張ることは苦労するということではないのです。楽しんで頑張る、それができるように自分ちょうどいい塩梅を見つける、何ごとも自分次第ということです。

そして大事なのは、この塩梅が自分の価値観にあっているかということ。これを間違わなければ、自民党の議員さんみたいになることもありませんし、ビッグモーターの幹部のようになることもありません。僕らは法律で決められたことだけをしているのではありません、ましてや法律に抵触しなければ何をしてもいいわけではありません。

自分がしていることを自分で受け入れられるか、自分の価値観に即しておかしくないか、自分自身の価値基準に従い行動することが求められるのです。大げさな言葉で言えば、美意識と言うやつです。これができれば、きっと素敵な人生になると思います。

実は私も50を過ぎてからこんなことに気づきました。もっと早く知りたかったなーと思います。ほんと、誰か教えてよー。