バイデン大統領がアメリカの第46代大統領に就任しました。
就任式のニュースを見るとバイデン・ジュニア、こう呼ばれていました。欧米の男性の名前にはJrがついていることが多いんですよね。
僕の大好きな横浜F・マリノスにも、マルコス・ジュニオールという選手がいます(去年はジュニール・サントスという選手もいました)。ジュニアじゃなく、ポルトゴル語なんでジュニオールなんですね、なんかカッコいいよね。
欧米では父親と同じ名前を長男に付ける風習があるらしいんです。「息子に自分の名前を継がせたい」ということらしいんですけど、なんか紛らわしいよね。
父親が亡くなると、そのJrを外していいらしいんだけど、そのまま残しておく人も多いらしいんです。
なんとなく欧米は、ファミリー、家族の結びつきみたいなものに対するこだわりが強いんじゃないかなー、そんなことを思います。
もちろん日本だってそうだけど、自分の息子にJrという名前を付ける人っていませんよね(昔、ジュニアの当て字を名前にした人と会ったことはありましたけど)。
息子には息子の名前を付け、そして家督を守らせ紡いでいく、そこには息子は息子の人生がある、自分のコピーではなく、新しい人生を切り開いていってほしい、そういう願いも込められているような気がします。
欧米と違って、代々、家を継いでいく文化が形成されているからなのかもしれません。その代表が天皇家ですよね。
比べると、欧米には一部の上流階級以外では家を継ぐという意識は低いのかもしれません。家を継ぐというより、まずは自分の家族を自分で守る、そういう意識が強いのではないでしょうか。
個人主義が強いということかもしれません。まずは自分、そして今が大事、だから息子には自分の名前を継承させて、親と子の絆を明らかにしたい。そういうことなんではないでしょうか。
まーそんなこと言っても、お国柄はあるにせよ、子を思う親の気持ちは万国共通だと思います。
最近の児童虐待なんかのニュースを見ると悲しくなりますが、誰しも、子に託した時の思い、名付けた時の思いは変わらないと思うんですよね。そう信じたいものです。
ところでJrの子供にまたJrをつけることもできるんですかね。親子三代で同じ名前。。。なんか「Ⅲ」をつけることもあるらしいです。うーん混乱するよね、なんか不思議。