「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

これが本当の桜吹雪 ~きっとステキな春がやって来る~

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雪?ゆき?えー、なんで、そんな感じで起きた朝。4月を迎えようとしているこの時期にまさかの本降りです、自粛要請どころか、自粛せざるを得ない日曜日。確かに数日前の天気予報で言ってましたが、その通りとなりました、すごいもんです。昔だったら予言的中と言われていたかもしれません。そう考えると昔の予言師は実は天気予報に関する知識を独自に編み出していた天気報士だったのではないでしょうか、そんなことを思います。

 

そんなことを考えながら、窓の外を見ていたら、なんか「もったいないお化け」がココロの中からふつふつと湧いてくるのを感じます。よく見ますよね、モッタイナイ、モッタイナイって何も捨てられなかったり、食べ物残すなと言ったり、何でもかんでもモッタイナイって言ってる人。モノを大切にしましょうはモチロンその通りなんだけど、何でもかんでも捨てられない症候群の状態を「もったいないお化け」に取りつかれていると言います。

 

 この時、僕のココロに湧いてきた「モッタイナイお化け」はちょっと違ったのです。何かというと窓の外に満開の桜が見えたんですよね。すると、この本降りの雪の中で満開を迎えた桜をを見ることなんて後にも先にこれっきりなんじゃないだろうか、とても貴重な瞬間なんじゃないだろうか、そんなこと思ったんですね。そう思ったら、居ても立っても居られなくなり、見に行かなくちゃ「モッタイナイ」って気持ちでココロが満たされてしまったのです。

 

でもね、よく考えたら、もう見てるわけですよ、今見てるわけですよ、窓の外から。それを近づいてカメラで撮ってもたいして変わらないわけです。でもそんな風に思っちゃうんですね、モッタイナイ、モッタイナイ、今見なきゃ、近くで見なきゃ、写真に撮らなきゃモッタイナイって。

 

実はこういうことって日常茶飯事。ご飯を食べに行って、今でしか食べられないですよ、とか言われるとフツフツとお化けが登場、旅行に出かけて、この観光名所は今がシーズンですよ、とか言われると、これまたフツフツとお化けが顔を出す。こんな感じの毎日です、もっと食べたいもの、観たいもの、自分で感じ選べばいいのにね、まったく自分がないというか、流されやすいというか、困ったもんです。

 

だから何だろうな、そんなに欲しいわけでもないのにセールになってたりすると、買わなきゃ損って思っちゃう。限定品、とか言われるとなんだか知らないけど貴重なものに見えてきちゃう。まったく売る側からしてみれば理想のお客様なんでしょう、そういう意味では経済の拡大に大きく貢献していると言えるのかもしれません。

 

 こんな状況ですから、「もったいないお化け」が出てくると深呼吸して考えます。本当に必要なのか、自分の考えは本当に自分の考えなのか、冷静に冷静に冷静になって考えるわけですが、そこで誰かが一言、いま買わないとなくなっちゃいますよ、なんて言われると撃沈です。買わなきゃ、早く買わなきゃなくなっちゃう!そんな思いに完敗してしまいます。

 

ホント私は理想のお客様だと思います、でもいいじゃない、こうやって満足感を得るのですから。あえて売る側の意思に乗っかってあげているのです。そう勝手なことを思いながら、買った後によせばいいのに多店をのぞいて、買った値段より安く売っていたりするのを見てうつむく僕なのでした。

 

まあ、でも買い物はそうかもしれないけど、桜が咲いてる姿、その瞬間は、今その時だけのものだものね。そう思ってカメラを持って外に出ようと思ったけど気温は2度、やーめたとズボラな僕が勝ってしまうぐうたらな青い日々なのでした。

 

 よく考えたら桜吹雪の吹雪って雪のことだもんね、どちらも美しく切ないということだけはわかりました。とかなんとかいいながら、結局は見に行ったんだけどね、それはそれは素敵な光景でしたよ。ホラッなんかモッタイナイ、見なきゃ損って思ってきちゃいませんか。とか何とか言いながら、素敵な春がやって来そうです、みなさまも楽しく素晴らしい春を迎えましょうね!