「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

僕は石鹸になる 〜新年の誓い〜

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石鹸って誰が発見したのかな。顔や体を石鹸で泡あわにして、ぶくぶくにして、きれいに洗い流す、生まれ変わったみたいにスッキリする。こんな便利できれいで素敵なもの、一体誰が作ったのだろう。

 

なんかココロが乱れているとき、ブラックな気持ちになるとき、僕は思わず手を洗ってしまう。石鹸でゴシゴシときれいに洗う、それで僕の邪なココロまでもきれいになるような気がするから。本当はこんなとき、僕はココロを石鹸でゴシゴシ洗ってしまいたい。そんな石鹸が発見されたら、きっとノーベル賞もんだろうな、そんなことを思う。

 

手が汚れたとき、泥だらけになったとき、汚いものに触ったとき、石鹸は僕の体をきれいにしてくれる。僕のココロが汚れたとき、嫌なことがあったとき、つらいとき、僕は石鹸を探すけど見つからない、いや、見つからないことを知っている、だから僕は石鹸で洗ったようにごまかしてばかり、そうやって新しい日を知らん顔して迎える。

 

そんな僕にも石鹸のような人が存在した。つらいことを忘れさせてくれたり、励ましてくれたり、時には叱ってくれたり。僕の石鹸、そんな人がいた。でももういなくなっちゃった。だから僕は汚れてばかり。誰か僕を洗ってくれないかなー、そんなことをいつも思っている。

 

石鹸がないから、つい、アルコールで消毒してしまう。ビールを飲んで、シャンパンを飲んで、ワインを飲む、嫌なことはどこかにいってしまい、僕はツルツルのピカピカな僕になるのだけど、僕は知っている。誤魔化しているだけだって、忘れようとしているだけだって、自分が汚れていることを。

 

これから僕は自分で自分を洗わなければならない。僕は大人だから。石鹸だって自分で作る、だって僕は大人なんだもの。そして一生懸命にカラダとココロを洗うんだ。ゴシゴシゴシゴシってね。

 

それだけじゃあない、時には他の人を洗ってあげるんだ。だって僕は大人だからなね。僕は僕を洗う石鹸は持っていないけど、他の誰かを洗う石鹸は持っている。僕はそんな人になりたい。それが今年の目標です。

 

そんな僕はたまに自然の力も借りる。雨、土砂降りの雨にときどき打たれて見る。僕のココロ、どんどんきれいになる、ピカピカ。素敵でしょ。雨が上がると、日が差し込み、僕の体を温めてくれる、ココロとともに。そう、僕は助けてもらってばかりなんだ。おかしいよね、僕は大人なのにね。だから決めたんだ、いつか恩返しするって。助けてもらった人や自然に。それが僕の役目、僕の人生なんだ。ようやくわかりました。だから、今年も青く青く頑張ります!よろしくお願いしますね。