テキトーにすませる。
深く考えないで、いい加減に物事に対応すること、そんな意味だろうか。大事じゃないことはテキトーにすませてしまえばいい、僕らはついそんな風に考えがちだ。でもよく考えてみて欲しい、テキトーにするということは、自分の人生をテキトーに過ごしてしまうということだ。
テキトーは、自分自身に真摯に向き合わないということ。だから、そんな時間は人生にとって無駄な時間でしかない。大げさかもしれないが本当のこと。仕事でも遊びでもいっしょだと思う。
自分以外の相手にテキトーな対応をとることも同じ。自分の人生には、自分以外の人も含まれている(意図したわけではないが、結果的に巻きこんでいる)から、相手にテキトーな対応をしてしまうと、それが含まれた自分の人生もテキトーになってしまう。
僕らはもっとていねいに生きなければならない。けれど、ちゃんとできる事や時間は限られる。なんでもかんでも、ていねいにできるわけではない。だから選ぶ、僕らはやることをしっかり選ばなければならない。
これは、これまでズーっとやってきた仕事と一緒だ。優先順位をつけて効果が高いところから計画的に進めていく。
これからの優先順位は、自分がやりたいこと。ここがこれまでの仕事とは違うところ。したくないことはテキトーにすますのでなく、はなからしないこと、それが第二の人生にとっては大事なことだと思う。
自分がやりたいことをていねいに、これが、これからの人生のキーワード。そのためにもまずはしっかりやることを選ばなきゃいけない。そのための準備期間が、残り少ない会社生活だと思えば、嫌いな仕事も楽しくなる。
我ながら単純な自分、でもテキトーよりはましだ。だから、仕事だって手を抜かない、先にも言った通りそれが僕に人生の一部であるから。これまでも、これからも、そんな人生を歩んでいけるように脱・テキトーで取り組もう。