「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

【仕事】クリエイターと経営者は両立するのか?

 

日大アメフト部の大麻問題、大学側の対応がお粗末すぎると話題です。確かにあの記者会見はないと思うし、警察に届けるまでの空白の12日間など、隠ぺいしていたと思われても仕方がないですよね。事後対応にしても、こんな大きな組織がどうしてここまで悪手を打ってしまうのか不思議に思います。


まあ、それはさんざん報道もされてるからいいとして、私が気になるのは林真理子さんです。この人の書く小説は、若いころからよく読んでいました。洒落た恋愛小説が多く、そのような経験の乏しい私は、林さんの小説を読みながら、疑似恋愛をしているような気分になったものです。あーなつかしー。

 

そんな林真理子さん、何故、日大の理事長になんてなったんでしょうね。まあ、本人がなりたいのならいいとして、ここで思うのは、「クリエイター」と「経営者」は両立しないのかという問題です。

 

私、昔からよく思っていました。会社の社長や経営者って、着ているものもイマイチだし、どちらかというとダサい人が多い。私の勤める会社もそうです、なんかセンスがないんですよねー、だからあまりその人の価値観にも共有できない。期初のキックオフなんか、未だに恥ずかしげもなく「頑張ろう、えいえいおー」なんてやっちゃう、そんな人たちです。

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きっと経営のセンスはあるのかもしれませんが、クリエイター的な何かを生み出すセンスはまったく感じられない、きっとそんなもの自分の役割ではないと思っているのでしょう。それが間違ってるんだよねー。

 

センスのある経営者って、本当はクリエイティブな能力も持っていなきゃいけないんだと思います。そうじゃないとこれからの会社はやっていけない。機能やコストで差別化する時代ではなく、その会社のコンセプトや哲学、それらが表現された有形無形のデザインが、その会社が成長するポイントだからです。

 

その会社が生み出す「美意識」や「価値観」、それに賛同し、自分も手にいれたいと思う、自分もそうなりたいと思う。もう、モノやサービスを買う時代ではなく、このような「美意識」や「価値観」を買う時代なんだと思います。

 

だから大学の長に林真理子さんがなると聞いて、とても期待していました。だって、センスのある人が、センスのある若者たちを教育・育成するのですから。これからの時代に最も必要なことだと思います。

 

やっぱり、小説家や教員みたいに若いころから「先生」と呼ばれている人たちは、クリエイターといっても単に自分勝手なクリエイターになってしまうのかもしれません。そういう意味では、「クリエイター」と呼ばれる人たち自体も、もっと客観性というか、それこそ経営のセンスを得る必要があるのかもしれません。

 

なんかすごく大切なことに気づいたような気がしてきた。。。自分ももう少し頑張ろうっと、これって、これからの人生のポイントかもしれないですよ。