「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

【世の中】寝転ぶ子供たちを見て笑う

 

夕方、マンションの広場で子供たちが寝転び空を見ていた。4~5人が寝転んで空を指さして、アーダコーダと言い合っている。夏らしい青い空、入道雲、ところどころに怪しい黒い雲もある。

いやー君たち、気づいたかね。そういって褒めてあげたくなる。もちろん、そんなことしたら変質者扱いで通報されてしまう。でもそんな気分になるくらい誇らしい気持ちになった。

僕は今でもボーっと空を見続けることがある。そんな楽しさを知ったのは大人になってから。あの空は空であって空ではない、宇宙なのだ。風に流され刻一刻と姿を変える雲の美しさ、あの雲はいったい何でで出来ているのだろうか、きっと乗れるに違いない、だって物質として存在しているのだもの。一体あの雲はどこからきてどこに行くのだろう?そんなことを思っていると自分の存在が不思議に思えてくる。この世って何?僕って何?

もちろん、あの子たちがそんなことを考えているはずがない。でも間違いないのは、何かに気づいたこと。

空の不思議、雲の不思議、色や形の面白さ、美しさ、不思議さ、それに気づくことが素晴らしい、そう思う。

そんな子供たちに100点花丸を上げたい。ゲームやマンガにないものがそこにはある、勉強やスポーツにないものもそこにはある。そんなことに気づいた君たちはきっと大物になる。

そんなことを感じさえてくれたひと時だった。オッサンぽいでしょ。