「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

天気雨

 

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天気雨が好きだ。
思いがけず、こんな雨に遭遇すると幸せな気分になる。

 
突然のどしゃ降り、最近はよくあること。
頭の上には黒い雲、それでも空は明るく、向こうの方には青空も見えている。
陽が差し込むなか降る雨、その光景は美しい。
まるで天国じゃないか、そんなことを思う。

 
先日もクルマに乗っていたら、天気雨に遭遇した。
クルマの中からそんな奇跡のような光景を堪能する。
突然の雨に走り出す人たち。
雨宿りをしている親子連れ。
街の平凡な日常が突然、息をし始める、生きていることを思い出すように。
そんな姿をあちらこちらに感じる。

 
天気雨はすぐ止んでしまう。
だから、もっと楽しめばいいのに。

 
雨が上がると虹が見える、そんな時もある。
あの虹の真下はどんな風になっているのだろう、虹はどのように見えるのだろう。
虹を登る、誰でも一度は想像してみたことがあるはずだ。
あの虹の中に入ってしまうと世の中は虹色に見えるのだろうか。

 
雨が上がった。
しぶきをあげながらクルマが走る。
前から来るクルマは濡れていない、不思議なもんだ。

 
天然のシャワー。
そう思って、クルマを洗車した帰りであることを思い出す。
今日は奮発して手洗い洗車をお願いしたのだ。
僕にとってこんなことは日常茶飯事、いつものこと。

 
運が良いとか悪いとか、そんなことを考える。
良いに決まってるじゃないか。
どう捉えるかは自分次第。
天気雨に耀くピカピカの僕のクルマ、こんなに楽しいことはない。
そのために洗車をしたのだ。

 
僕は天気雨を愛している。
僕は運が良い、そう思う。