サッカーが好き、いやマリノスが好き。
正確に言うとマリノスのサッカーが好き。
昔のマリノスじゃない、今の攻めまくるマリノスのサッカーが好き。
マリノスの試合をDAZNで観戦する。
中継の合間に、スポーツ選手の名言が流れる。
カールルイス
「大切なのは、結果より道のり」
うーむ、そうなのよね。
どんなスーパースターでも、辛く険しいプロセスがあったに違いない。
そのプロセスを経たからこその結果だし、今がある、そういうことだろう。
でも、僕にはしっくりこない。
理由はわかっている、僕が凡人だからだ。
結果よりプロセス、そう言う人は心に余裕がある人だ。
もしくは結果に自信がある人、さらに言えば結果を出した人。
結果に自信がない人や、何の成果もあげられていない人、そんな人には結果が必要だ。
僕のことを言っている。
だからなのだろう。
僕は結果ばかりを望んで生きてきた。
勉強していても、欲しいのは良い点数、合格することが目標だから。
絵を描いていても、いい絵が描けた結果が欲しいだけ、描くプロセスはどうでもいい。
仕事をしていても、早く終わらせて遊びたい、だって仕事は好きじゃないのだもの。
観光地に行っても、訪れた経験が欲しいだけ、人に自慢できればいいのだから。
いったい自分は何のために生きているのか。
全くさえない人生だ。
でも、この人生が、この生き方が僕のプロセスなのかもしれない。
だって生きること、それが僕の結果なのだから。
生きている、そのプロセスを純粋に楽しめればいい。
あれ?おかしいね、カールルイスと同じこと言っているや。
片やスーパースター、片やただの凡人。
要は僕にとっての結果、ゴールは何かってことだ。
もっと鷹揚に生きたい。
それだけで、なんだか楽しくなってくるに違いない。
きっとそうに違いない・・・そう思う。