「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

極上のエンタテイメント ~最高の瞬間はみんなでつくる~

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もう三か月も前の話だけど、僕の愛する横浜F・マリノスが優勝したんだよねー、嬉しかったなー。最終戦は物凄く寒かったんだけど試合は超サイコーの内容でした。中でもキーパーが退場になってしまった直後のプレー、ティーラトン選手がFC東京高萩選手のオフサイドをすぐにリスタート(その時の高萩選手の驚いたしぐさが申し訳ないけどマリノスサイドから見ると痛快でした)、そのボールを遠藤選手が受け一気に駆け上がり、見たこともないようなフェイントでディフェンダーをかわすとそのままゴーーール、劣勢になりかけた瞬間の値千金のゴール、というか、このタイミングでこのゴール、遠藤選手の男意気に唖然茫然でした。間違いなく今年一番のゴールだったと思います。とにかくもうサイコーの瞬間だったわけです。

 

去年の開幕戦を見て書いたブログで、今年のF・マリノスはもしかしたらもしかしちゃうかも、って書いたんだけど現実になっちゃいました。優勝したこともうれしーんだけど、なんといっても見ていて面白い、アンジェ・ポステコグルー監督が貫き通したアタッキングフットボールで優勝を勝ち取ったのがなんとも誇らしく素晴らしいことでした。まさしくWe Trust Our Boss。

 

blue-jk.hatenablog.com

 

それにしてもすごいなーと思ったのが、こうやって優勝を勝ち取るチームって、ある程度メンバーが固定されてると思うんですよね、だけど昨年のF・マリノスは違ったんです。もちろん核となるマルコス選手や仲川選手にチアゴ選手、キャプテンの喜田選手は固定されていたけど、その他の選手は目まぐるしく変わりました。ケガがあったり、移籍があったり、レギュラーの奪い合いがあったりとね。それでも変わらなかったのが、チームのコンセプト、見ていて面白いアタッキングフットボール、誰が出ても変わらないし、メンバーが変わることでよりチーム力の向上を目指したその姿勢が痛快だったんですよね。やっぱり施策・戦略って大事、それをぶれずに貫き通すのって大事、一介のサラリーマンにもそんな思いを抱かせた極上のエンタテイメントだったのでした。

 

そんなこんなの素晴らしいシーズンもすでに昔のお話、いよいよ新しいシーズンが始まります。そして我がF・マリノスACLアジアチャンピオンズリーグ)、要はアジアでナンバー1のクラブチームを決める戦いに出場します。先日、その第一戦、韓国チャンピオンの全北現代との一戦がアウェー韓国で行われました。この試合がまた痛快なことに、相手を全く寄せ付けず2-1と僅差ではありましたが攻守に圧倒して幸先の良いスタートを切りました。

 

この試合を応援しようとテレビ放送を確認すると、やっぱりなのか地上波では放送されず、BSでも放映されずCS放送のみとのこと。しかも放映されるのは日テレジータスなるジャイアンツ応援番組と思われるチャンネルのみなのです。Jリーグのリーグ戦であるルヴァンカップの時もCSのスカパーでしか放映されなかったので、その時だけスカパーオンデマンド(要はスカパーをWIFIで見る番組)に入会しました。なので今回も同様にと思って調べると、な、な、なんと!スカパーオンデマンドで日テレジータスは見れるもののACLは対象外とのこと。ナンデヤねん、不思議不思議摩訶不思議、一体どうしてこんなことをするのでしょう。

 

でうちのマンションのテレビ視聴環境を調べてみると、CSアンテナを立てないと見れないということに相成りました。まったく、今時じゃないと思いませんか、アンテナですよ、アンテナ、パラボラアンテナみたいなやつ、で買いましたよ、しょうがないからアマゾンで一番安いやつ、そして見ましたよ、しっかり我らがF・マリノスの雄姿を。そのおかげか(そんなことないですけどね)、第二戦のオーストラリアチャンピオン、シドニーFC戦も4-0の完勝です、まったくもって素晴らしい我らがF・マリノスです。でもね、ナンデヤねん、そんな気持ちだけは残るのでした。

 

Jリーグの代表が出場するACLの放映権を獲得したのは日テレなのでしょう。それはそれでいいですよ、素晴らしい、でもね、だったら、ちゃんと広くみんなが見れる見やすいように放映しましょうよ。それが放映権を獲得した義務ではないのかしらん、そう思っちゃいました。

 

もちろん企業なんだからね、優良なコンテンツを獲得して有料で見せる、そのことは否定しないしあるべき姿だと思います。でもね、放映チャンネルが日テレジータスでスカパーオンデマンドの対象にもしないとか、嫌がらせのようにしか思えませんのです。商売するなら、もっとちゃんと商売しましょう!って思います。

 

やっぱり読売系だから、マリノスには厳しいのかしらん。そんなことあるわけありませんが、わざと見せないようにして放映権を獲得したんじゃないかと思ってしまいます。

 

こういうのって、ホントJリーグの足を引っ張ってると思うんだよね。サッカーも野球みたいにもっともっと観客や観衆に幸せな瞬間を提供できるコンテンツのはずなのに、いつまでたっても一部のマニアのものになっている、ホントもったいないなーと思ってます。

 

やっぱりまだまだ歴史が浅いのよねん、でもその浅さがモダンさを醸し出して野球とは違う魅力を訴求してきたのも事実だと思います。もっともっと事業としてかんばりましょうということなのでしょう。僕らサラリーマンも学ぶところ多しです。

 

ということでJリーグもいよいよ開幕です。今年のF・マリウスはどうなるのか、いやきっと楽しいサッカーを見せてくれるはずです。と思ったら、昨日の開幕戦、ガンバ大阪に対策されまくって1-2の敗戦です、やっぱり簡単じゃないってことですね。それだけやりがいがあるってことだし、見るものにも色んなことを考えさせてくれる最高の真剣勝負ってことです。早く暖かい季節になって、ビールを飲みながらこの極上のエンタテイメントを堪能したいと改めて思った次第です。頑張れ、Jリーグ!、頑張れ我らがF・マリノス