「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

伝えること 〜伝え方は大事、伝えたいことはもっと大事〜

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歌がうまく歌えたなら、上手に楽器が弾けたなら、そんなことをいつも思う。もしもピアノが弾けたなら、なんて曲もあった、普段言えないことや伝えられないこと、それを歌や音楽で伝えることができたならどんなに素晴らしいことか、憧れちゃうよね。別にスーパースターになりたいってわけじゃないけど、みんなにいい声だね、なんて言ってもらえたらうれしいし、それが相手に伝わるということだから。

 

こないだ箱根の道の駅で有名な歌手を見かけた。小さな子供を連れていたんだけど、トイレに入ろうとするその歌手は息子さんにこう話しかけた、「先に車に戻ってて」その声はあの歌声の声だった、とても自然だけど透き通った素敵な声だった。毎日、こんなお父さんの声を聞いて育った子供はどんな子供になるのだろう。何気ないただの一言だけど、とても羨ましかった。

 

そもそも僕は声が通らない、だからしゃべっていてもいつも相手に聞き返されちゃう。低い声で相手に伝わるようにゆっくりしゃべってみたいけど、どうやら相手にはもそもそボソボソ聞こえるらしい。歌も下手だからしゃべる音程も聞きにくいんだと思う、しゃべり自体も達者じゃないし。

 

お風呂の中で声が出るように特訓したこともある、でも、なかなか変わらないんだよね。いっそのことボイストレーニングでも受けてみたらいいのだろうか、残念ながら僕にそこまでの発想はない。でも今度考えてみようかな。あの歌手のようにはなれないけど、少しは相手に伝わるようにしゃべりたい。

 

相手に何かを伝えるということはとても大事なこと。それも効果的に伝えるという意味では声の質や音程なんかも大事。オバマさんなんかそう、英語だからよくわからないけど、中身以上に相手に伝わることを重要視してしゃべっていると思う。

 

でもそんなテクニックより、やはりしゃべる内容の方が大事。そういう意味では僕は自分が思うこと、相手に伝えたいことがきちんとしゃべることができているのだろうか。もっと言うと、自分の思うことが明確だろうか、そんなことを思う。どんなにいい声でしゃべろうが、上手にしゃべろうが、中身がなければしょうがない。

 

やっぱりまずは自分が何を考えるか、何を思うか、何を伝えたいか。そしてそれを歌詞にして曲に乗せて相手に伝えることができたなら、こんな素晴らしいことはないだろう、しかも自分が楽器を弾いて歌も歌うことができたなら最高だ。

 

でもね、とてもじゃないけどそんなことはできそうにない、というか無理だ。じゃあ、どうやって相手に伝えることができるか。それは一生懸命しゃべるしかない、自分の思いを伝えようと精一杯頑張るしかない。おしゃべりのテクニックなんて二の次、とにかく一生懸命にしゃべる。それでいいじゃないとも思う。

 

言葉だけじゃなくて、相手の目を見てしゃべるとか、ボディランゲージで伝えるとか、とにかく一生懸命伝えるとか、いくらでも方法があるんじゃないかと思う。それから、もう一つ、僕は詩の可能性を信じている。しゃべるだけじゃなく、文字で伝えられる何かがあるんじゃないかと思っている。しかも言葉でありながら語りかけるような文字、それが詩だと思う。

 

僕の夢の一つは誰かにこう思ってもらうこと。「いつかあんな詩が書けたらな」なんてね、誰でも書けるからこそ詩は面白いし可能性を秘めていると思う。ピアノは弾けないけど、僕は詩が書けるんだぜ、とかいつか言ってみたい、真剣にそんなこと思ってる中二病な新年。青いでしょ、ホント青いよね、だから青い日々、今年もよろしくお願いします。