「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

【おじさん】大人の振る舞いができるおじさんになりたい


土曜日の日産スタジアム、Fマリノスガンバ大阪を見に行った話を先日も書きました。スタジアムに行くのはだいたい一人、以前は誰かを誘っていましたが最近は独りのほうが落ち着くおじさんです。

 

サッカーって集中して見ないといけないので、誰かとワイワイというのは不向きなスポーツだと思います。お酒をゆっくりん飲む暇もないくらい。だから最近は試合開始の1時間半ほど前に出向き、きれいな芝生のピッチを見ながらビールを飲んだりしています。こんな時間が優雅なのだよねー。

 

この日はマルコスジュニオールの退団が発表された翌日ということもあり、そのお別れセレモニーを目当てにしている人も多いようでした。

 

私はいつも通路側の座席に座ります、だって気兼ねなくトイレ行ったりビール買いに行ったりしたいじゃないね。そしてなるべく隣が開いている席を指定します。その日も同様でした。それなのに試合開始直前に僕の隣に座る方がいたんですね、もっと他に空いてる席あるんじゃないの?と思いましたが、まあ仕方がありません。

 

隣に座った方は30半ばくらいの女性、ひとりで見に来ていたようです。マリノスファンなのでしょう、試合中も両手を握りしめながらお祈りするように見ています。そして試合が終了し見事勝利を収めた際は、小さなバッグから小さなトロコロールのパラソルを取り出しあいさつに来た選手たちに向かって振っておりました。

 

さりげなく、そして真剣に応援している様に好感が持てました。こんな時は隣に座るおじさんはどうするのがいいのでしょう?そんなふうに思ってしまいます。

 

声をかけ勝利を分かち合うべきか、そんなことも思いましたが、気色悪いおじさんに声かけられたなんて思われたら困ります、ですのでマリノスの勝利にココロ一つになりながらも何も声を掛けないことを選択致しました。なんとなく私的には気まずい雰囲気を感じ取ってしまいます(その方は何も感じていないのでしょうが)。

 

こんな時にできるおじさん、大人なおじさんはどう立ち振る舞うべきなのか、そんなことが気になり始め、なぜだか自己嫌悪に陥る私でした。

 

私もその方もマルコスのセレモニーを残って見ていました。他にいたお客さんは帰り始めています。周りには、私とその方しかいません、しかも隣同士に座っています。

 

普通に考えたら、どう見ても夫婦か、一緒に来た人だと思うよなー。そうは思いましたが、先に決めたように声をかけることも無く、席を後にしました。

 

別に下心があるわけでも何でもないのですが、大人としての振舞いがもっとあったのではないか、おじさんとしての自然なふるまいができたのではないか、そんなことに悶々と考える試合後となりました。

 

あーあ、立派な大人になりたいもんだ、いくつになっても成長しない50代(成長中という考え方もあります)、そんなことを考えたちょっと情けない真夏の夜でございました。