「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

次の目標は次の一勝

 

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7月の大相撲名古屋場所横綱白鵬が復活優勝した。

 

 
張り手やエルボータックル(かちあげというらしい)、そしてガッツポーズ、横綱としての品格がないと問題視されていたけど、そもそも大相撲ってスポーツなの?
スポーツであれば、ルールの中で勝つために何をしたっていいはず。
それなのに横綱の品格って・・・?
大相撲はスポーツではなく、興行ですと認めているようなものだと思う。

 

 
白鵬には、そんな相撲興行をスポーツに変えようとしている潔さを感じる。
千秋楽、照ノ富士との一戦に勝利した白鵬のガッツポーズ。
その後ろで同じようにガッツポーズをしている一門の姿がテレビに写っていた。
その光景は真剣勝負のスポーツそのもの。
いいじゃんね。

 

 

優勝決定後のインタビュー、次の目標を聞かれた白鵬はこう答えている。
「次の一勝です。」

 


引退するんじゃないかと言っていた解説者がバカみたい。
横綱の品格=引き際の美学みたいな幻想を勝手に抱いているのだね。

 

 
6場所連続休場を続け、進退をかけた復帰の場所。
その場所で勝ちにこだわったスポーツ相撲を見せて全勝優勝。
カッコいいよね。

 

 
これを品格云々で、批判している人は一体何を求めているのだろう。
興行としての相撲を見続けたいのであればそれでいい。
でも、そのままでは長くは続かない。

 

 
これまでは大相撲という幻想を見てきたのだと思う。
格式や歴史といった、しきたりを意識した中での真剣勝負。

 

 
これがこのまま続くのか。
何やらイノベーションが起こるのか。
見る側の意識も変わる必要がある。

 

 
これは大相撲だけの問題ではない。
これまで成り立ってきた社会や生活、そして価値観が変わろうとしている。
というより、変わらなければならない。

 

 
大相撲がどのように変わっていくのか、変えていけるのか。
それを見る側の僕らがどう受け入れていけるのか。
日本の社会がどう変わっていくのか。
そんな話だと思う。