「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

自分で決める

 

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会社で成功事例の発表イベントがあった。
僕はその内容を聞いて絶望した。

 

 
とある自動車ディーラー、そこの社長はまるで天皇
役員や部長に24時間メールで指示、自分の指示が最優先のワンマン体制。
そんな社長に取り入るためにあの手この手で接待攻勢。
担当営業はそのディーラーから自分のクルマを自腹で購入。
料亭で会社の役員と一緒に写った写真、そこには全身エルメスの社長の姿。
朝駆け夜駆けの営業攻勢、努力の甲斐あり、数千万の受注を獲得。

 

 
そんな内容だった。
この時代にこんな会社があるのか、そしてこんな営業がいるのか。
それより、こんな営業活動が称えられる、そんな会社の評価に絶望した。

 

 
世間知らず。
営業の鏡じゃないか。
営業とはこういうもの。
そんな声が聞こえてくる。
その通りだと思う。

 

 
自分は出来ない。
単にそういう甘ったれた話。
人間関係は営業活動の基本。
その通りだと思う。

 

 
でもそれだからこそ、そうではない売り方をしていきたい。
色んな技術や手段を活用していきたい。
そう思っていた。
それなのに、そんな手段が一切講じられていない事例が表彰されていた。
悲しかったけど、それ以上に怖かった。

 

 
全身エルメスの社長、会社の全権を握り天皇と呼ばれている。
人を見かけで判断しちゃいけないけど、こんな会社が社員を幸せにしているとは思えない。
扱っている商品が僕の大好きなクルマ。
クルマをただの商品としかとみていない、何台売れるか売ったか、営業成績だけが社員の評価。

 

 
世の中が、世界が変わろうとしている。
ガソリンエンジンを積んだクルマが無くなろうとしている、もしかしたらクルマという乗り物自体が不要な未来がやってくるのかもしれない。
今の事業は今のままでは続かない。

 

 
変わらなければならないのは事業だけではない、価値観だと思う。
僕の勤める会社だけの問題なのだろうか。

 

 
大げさだけど、僕らの生き方の問題だと思う。
価値観を他の誰かや会社に合わせる生き方は止めなければと強く思う。
自分の価値観を持ち、自分を信じて生きていく。
それがこれから生きていく上で必要なことになる。
大切なことになる

 

 
だから、自分を信じて自分で決めなければならない。
人に合わせて生きてはいけない。
そう思います。