「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

大切なものは何なのか、だから全身全霊で取り組むんだ!

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映画監督(ご自分では映画作家というらしい)の大林宜彦さんが今年の春に亡くなりました。

 

僕もこのお方の映画が好きでよく見ました、特に尾道三部作(転校生、時をかける少女さびしんぼう)は好きだったなー、どこかノスタルジックな青春群像が大好きでした。

 

このお方、さまざまな特撮を駆使した映像作りで有名だったのですが、僕はそっちの方はあんまり好きではありませんでした、なんか奇をてらってるとうか、幼い感じがしちゃったんですよね(失礼極まりありませんね、すみません)

 

それでも、そんなところを補って余りある、その何かがこのお方の映画にはあったんです、ココロに突き刺さる何かがあったんですね。

 

なんかねー、写真なんですよね。ステキな写真が連なって一つの映画になっているような、だから、一つひとつの場面がココロに刻まれる、そんな感じなんです。まあ、受け止め方は人それぞれなんでしょうね、だから映画って面白いのかもしれません。

 

先日、録画しておいた大林さんの追悼番組を見ました。その中で大林さん、こんなことを言われてたんですね。

 

いつの日か、自然や家族と共に暮らす日々があれば他に何もいらない、みんながそんな風に思う、そんな日が来るのであれば、映画なんかいらない、だから、そんな日が来るまで映画を作り続けたい。

 

言われていたことと少し違うかもしれませんが、僕にはこのように聞こえました。

 

なんかステキだと思いませんか?これだけ有名な映画監督さんが、自分の作る映画が何ためにあるのか、大切なものは何なのか、それをわきまえ、理解したうえで、取り組んでこられたんです。自然への憧憬、素晴らしさ、そんなものに対する畏敬の念をもたれていたんだと思います。

 

映画より大切なものがある、こんなことをサラッと言えるような、高名な映画監督、素晴らしいね。だからなんですかね、このお方の映画にはヒットを狙ってる感がないんです。

 

いちばん大切なものは何なのか、それを感じ、理解したうえで、自分自身でやるべきことに全身全霊で取り組む、そんな自分になりたいね。そんな青いことを思い感じた次第でございます。

 

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