「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

お多幸なクルマ選び ~ランボルギーニ、エリート筋肉な緑のバッタ~

 

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先日、クルマで信号待ちしていたら、隣に緑色の大きな車が止まった。デカッ、そう感じたのはタイヤ、なんか僕のクルマの車高くらいあるんじゃないかと思っちゃった。そんなジープスタイルのSUVなんだけど、クルマ本体はシャープな面で構成されたスーパーな奴。そう、ランボルギーニ様がつくるスーパーSUV「ウルス」だったのでした。

 

なんか不思議なクルマだったなー、緑というか黄緑色のそいつはSUVでありながら、窓も薄くてでっかいタイヤにぺったんこの車体が乗っているかのよう、なんか月面探査機みたいな雰囲気でした。うちの近くの道路に全く似合わない非日常的なそいつなのでした。

 

ランボルギーニって言えば、カウンタックミウラ、イオタ、そうサーキットの狼で有名なスーパーカーメーカーでございます。それでいながらライバルのフェラーリには伝統でも伝説でも人気でもかなわず、もちろんF1のようなピュアスポーツで実績を残しているわけでもなく、単なるといっては語弊がありますが、分かりやすいスーパーカー専門メーカーさんなのでありました。

 

そんなランボルギーニさんもアウディ傘下になって、デザインも乗りやすさ(もちろん乗ったことはございません)も一新、シャープな面で構成された現代的なスーパーカーに生まれ変わったのです。往年のカウンタックを彷彿させるガヤルド、そしてその後継のウラカンアヴェンタドールと、フェラーリよりもわかりやすいスーパーカー感で結構な販売台数を記録しているようです。

 

やっぱり単純なカッコよさ、こういうクルマを求めている人もいるんだと思いますけど、私はさっぱり食指が動きません。だって狭そうだし、運転しづらそうだし、デカいし、なんか楽しくなさそうなんだもん。

 

こういうクルマに乗りたい人って、きっとナルシストな人が多いんだろうなー(とても失礼なことを言っております)、筋肉のついた体にピタッとした服を着ているような人、見て僕を見て、カッコいい僕をもっと見て、そのクルマ版がこのランボルギーニ様のような気がします。

 

ふー、疲れないのかね、こういうクルマ乗ってて。きっと、そういう人も結構多くて、そんな需要から生まれたのが、このスーパーSUVなんでしょうね。しかし家に帰って「輸入車年鑑」を開き調べてみると、この「ウルス」お値段なんと2,800万円。

 

はーーーーーーー?2,800万円?変わった車だなーとは思ったけど、こんな値段のブツがフツーの一般道をフツーに走っていること自体に驚きます。いったいどういう人が、こういうクルマを買うんでしょうね。世の中ってスゴイ、あらためてそんなことを思います。

 

しかしこの「ウルス」、僕には緑の巨大なバッタにしか見えんせんでした。バッタの足の筋肉ってスゴイじゃないですか、なんかあれと、見て見て、僕の筋肉見てっていう、スーパーナルシスト感が私の中でシンクロしてしまいました。

 

それにしてもこんなスーパーカー、一体誰が買うんでしょう。これならホンダのS660の方がよっぽどスーパーカーっぽくてカッコいいよな、そんなこと思ってしまいました。S660が20台近く買えるんじゃないかしら、まあ、こんなこと考える僕は一生ランボルギーニ様とは縁がないんでしょうね。S660に乗って、屋根をオープンにして緑の中を走り回る、そんな光景を考えてひとり悦に入る青い日々なのでございました。

 

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