「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

永遠のお多幸を刻む ~ジャガールクルト・レベルソ~

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昨年末のことになりますが時計を買いました。ジャガールクルトのレベルソ、縦型のクラシックな面持ちの憎いやつです。この時計、前面がクルッと裏返り、裏蓋のステンレスフェイスに切り替えることができます。もともとはスポーツするときに時計の前面が傷つかないようにするための仕掛けだそうですが、いまはオシャレなギミックとして継承されています。

 

この裏面にはエンクレービングといって文字や図柄を掘ることができます。かつては色んな図柄を特注で彫ってもらえたそうですが、今はシンプルにイニシャルのみとのことなので、僕と妻のイニシャルを一文字ずつ彫ってもらいました。せっかくなので妻とペアで購入した次第です。ニクイでしょ、子供に引き継ぐ僕らの形見になると思ってます。

 

当然ながら結構お高い時計なのですが、実はがん保険の給付金で買いました。去年の秋に大腸がんになり手術したのですが、がん保険に入っていたおかげで一時金をもらうことができました。こういう時に保険のありがたみってわかります、今後に向けて取っておくべきなのかなとも思ったのですが、せっかくなので使ったほうがいいかな、心配かけた家族のためにも使いましょう、ということで購入に至ったわけでございます。

 

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しかし、時計ってなんかいいよね、しかもこう言っては何ですが高級時計、思わず、じーっと見つめ続けてしまいます。この時計が似合う私になれるのでしょうか、浮いてしまわないでしょうか、そんなことも思いながら、まるで自分自身が高級な人間になったような錯覚に襲われます。

 

時計マニアな人って多いですよね、でも貴重とか、数が少ないとか、リセールバリューが高いとか、いろいろあるけど自分の琴線に触れるかどうかが一番大事だと思います。それと自分に似合うこと、ここは僕にも自信がありませんが、いい時計をしているとなぜだか自信を持てる自分になるような気もします、まったく簡単なわたくしです。

 

いろいろ時計を見ると、リセールバリューからするとやっぱりロレックスのようです。だからなんでしょう、やっぱり周りの人の時計をしげしげ見ると、ロレックスをしている人って結構多いです。このロレックスさん、最近は全般的に品薄のようです、投機目的で買う人が多いことが原因なんですね。こういうのってどうなんだろうね、時計ちゃんも泣いてるでしょうに。

 

やっぱり時計とか洋服とかカバンとか靴とか、いいもの買うと使うのためらったり大切にしすぎちゃうけど使い倒してなんぼですよね、大事なものを大事そうに使ってるのってやっぱりカッコ悪いし、モノに負けちゃってる感がある。使い倒してこそ、そのモノを使いこなせる自分になれるってもんです。

 

といいながら、カコンとか何かにぶつけちゃうと思わず時計をまじまじと見ちゃったり、大事に大事にしすぎちゃったりするけど、そういったことを突破出来て、はじめて自分にシックリくる、自分と一体となるモノになるということなんでしょうね。

 

ということでイイモノ、自分の琴線に触れるものに囲まれて暮らしたい、そしてそれを自分と一体にしたい、自分のモノにしたい、それでこそお多幸な日々が送れる思うんだよねー。

 

ジャガールクルトのエンクレービングされた裏蓋ですが、アンティークな中古だと恋人に対してメッセージが彫られたものがあったりするようです。なんかいいよね、こういうの。外国人みたいにタトゥー入れる度胸はないけど、意味合いは同じなのかもしれません。100年後、僕がこの世にいない世界、この時計はどうなってるのかなー、そんなロマンチックーなことを思い感じる青い日々なのでした。あー幸せ。

 

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