「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

その場所にあるもの 〜太宰府天満宮とスタバと梅ヶ枝餅〜

 

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今日は、学問の神様で有名な太宰府天満宮を参拝してきました。久しぶりの福岡出張、一泊してすぐに帰る予定だったのだけど、思い切って行ってみることにしました。博多から意外と近いところにあるのね、知りませんでした。天神から電車で30分くらい。平日の朝9時だったのだけど電車もものすごく空いていた。

 

仕事がら出張が多くて、これまでも色んな所に行きましたが、名所史跡を訪れたことは、ほぼなし。今回も通常なら朝早い便に乗り、昼前に会社に帰るのがいつものパターン。でも、なんか、そんな急いで帰る必要があるのかなと思っちゃった。打ち合わせや人と会う約束があれば、もちろんその時間に合わせて帰るのだけど、そういった予定はなく、会社に戻ってもデスクワークするだけ。だったら、ちょっと普段はいけないところ、せっかく博多まだ来たのだからどこかによってみようと思ったのでした。

 

でもなんか、後ろめたさというか、なんか感じちゃうんだよね。9時から5時まで会社にいいることが仕事じゃない、必要なのは結果、アウトプットだといつも思っているのに、なんか不真面目なことしてるんじゃないかと思っちゃったりして、ショーションモノでショーワな私です、恥ずかしい限り。

 

でもね、思い切って行って良かった。そうかそうか、ここに菅原道真公が祀られているのですね、梅が枝餅を売る店がずらりと並ぶ参道や、宮内の佇まいなど、初めて訪れる場所に気持ちが高ぶります。特に宮内の木々が厳かな感じで、身が清められるような気がしました。ハーっと深呼吸すると、清々しい気持ちになります。

 

歴史ある場所は、建物などの史跡があるというだけではなく、そこにある自然が一体となって、ひとつの名所になっているのだと思います。苔に覆われた石段や樹齢何百年とも思われる大木、池やそこに掛かる橋、そしてそれらを照らす太陽の陽やバックに青々と染まる青い空、それらが一体となんって、何百年もの歴史をつむぐことで、この場所ができているのだと思います。そこにあるものすべてを感じる、最近そんな事ができるようになってきました。

 

それにしても、学生さんばっか。参拝するのも長蛇の列。修学旅行と思わしき学生さんに混じっておっさんが並ぶ姿は違和感ありまくりです。そりゃそうか、学問の神様なんだから、学生さんがいるのが正しい姿だよな。でも、僕だってもっと頭良くなりたいもん、頭脳明晰になりたいもん、歳取ったって、その歳なりの青春があるんだもん、と自分に言い聞かせて参拝させていただきました。

 

帰る道すがら、参道にあるスターバックスへと向かいます。朝ホテルでコーヒーを飲めなかったので帰りに寄ろうと決めていたのです。このスタバは新国立競技場で有名になった隈研吾さんがデザインしたそうです。こういう場所で、こういうデザインのスタバを作るとはなかなかやりますよね。素敵な発想だと思います。

 

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しかしスタバに着くとなんと長蛇の列、なんじゃこりゃと思ったら、修学旅行の学生さんたちです。なんでここまで来てスタバなの?私も人のこと言えなのだけど、どうしてもコーヒーが飲みたかったので並びました。それにしても修学旅行でしょ、学生でしょ、もっとお土産屋さんで地元の銘菓や飲み物飲んでくださいよと思っちゃいます。しかも学生さんたち、なんとかプラペチーノでキャラメル多めとか、よくこんな高いもの買えるよな。もしかしたら女子も一緒だから、奮発しちゃってるのかな、なんて思ったり。これも時代なのかなー、とおっさん感丸出しです。

 

でも参道に戻ると、できたての梅が枝餅を口に頬張る女子も発見、やぱりこうじゃなきゃね。そんなこんなで、初訪問の太宰府天満宮、やっぱりテレビで見たり、人に話を聞いたりするだけじゃなくて、自分で感じてみなきゃいけませんよね。スタバの学生さんや梅が枝餅も含めてのこの場所なんですよね。そういうことをひとつでも二つでも感じていくことがお多幸な日々なんだろうなと改めて思った次第です。仕事も頑張りたい、そして人生も頑張る、それでこそのお多幸な日々だよねと思い感じた青い日々なのでした。