「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

お多幸なクルマ選び 〜ポルシェ911 雨の日はポルシェに乗って〜

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雨はなんで降るのだろう、だって空から水か降ってくるんだよ、よく考えてみたら、不思議不思議摩訶不思議、自然の水芸だ、そんなバカなこと思ったりする。海や川や湖の水が蒸発して、水蒸気となってそれが空中で冷やされて、雨となって降ってくる、確かそう習った。

 

僕はそんな雨が大好きだ、なんか雨の匂いって心が落ち着く。濡れない場所から雨が降るさまを見ているのが大好き、ずっと見ていられる、なんかこの世の汚れがどんどん洗われていくような気がする。

 

そんな雨の中、クルマをドライブするのが好き。どしゃ降りの中、クルマを走らせていると、いつもの景色がいつもの景色じゃなくなるような気がする。そしてそんな中、自分自身は雨に濡れることもなく、好きな場所から場所へ移動している非日常的な瞬間が大好きだ。

 

クルマにとってはいい迷惑かもしれないが、実はクルマも喜んでるんじゃないかと思ってる。だって雨に濡れたあとのクルマ、雫にまみれたクルマの姿は美しいもの。いつもとは違う妖艶さがある、きらめきがある、屋内の駐車場にクルマを止め、光り輝くその姿を見るのも大好きだ。

 

雨の中、どんなクルマに乗ってドライブしたらいいだろう、アレヤコレヤ考えてみた。アレヤコレヤ考えに考えた結果、出た答えはポルシェだ、そう911、雨の日にポルシェなんてとんでもないって思うだろう、でも雨の日だからこそ、非日常の世界だからこそ、ポルシェという非日常的なクルマがふさわしいと思う。

 

ポルシェってなんでこんな形をしているんだろう、カエルみたいな目をして、お尻はドカンと大きくて、大きなウイングつけたりして、930ターボね。小さな頃から、何十回も何百回も絵を描いてきた、それでも、ちっともうまく描けなかった。そんなポルシェは生まれてから今に至るまで、ず~~~~~~~っとマイナーチェンジ(じゃないけどね)、かたちそのままにアップデートを繰り返して今に至ってる。これってすごいこと、伝統芸能の世界だと思う。

 

ポルシェは911だけじゃなくて、今や他の自動車メーカーと同じく、いろんな派生モデルがある。そして、そのどれもがポルシェしている、SUVタイプのマカンやカイエン、4DOORのパナメーラ、そのすべてが、911からつながる一貫してひと目でポルシェとわかるデザインをまとっている、佇まいまで一緒だ。もう国宝級の出来事だね、その素晴らしさは圧倒的だ。

 

ポルシェはポルシェっていうデザインの発明だったんだと思う。カエルみたいな目だったライトもだんだん横に倒れてきて、フェンダーに組み込まれるような形になったけど、それでも誰が見てもポルシェ。お尻の出っ張りもなだらかになったけど誰が見てもポルシェ、ポルシェという名の世界遺産だ。

 

そうかポルシェ、カエルに似ているから雨が似合うんだな。そんなこというと怖いドイツ人のおじさんに殴られそうだ。でもポルシェは雨が似合う、雨という非日常な瞬間にポルシェという非日常の乗り物はやっぱりよく似合うと思う。色は、そうだなやっぱり紺じゃないかな、ネイビーね、深い深い青色。カエルの緑色じゃなくてすみません。

 

雨の中、第三京浜を走り抜ける紺色のポルシェ、目的地の屋内駐車場に止め、ポルシェから降りる、そこには得も言われぬ輝きを放つポルシェがたたずんでいる、そんな情景サイコーじゃないか。いつかポルシェに乗りたいな、そしてどこまでも走り続けたいな、いつか天気雨の中、ポルシェで鼻歌を歌いながらどこまでも走ることができたらサイコーだ。それが僕の夢。おかしい?青い日々だからいいでしょ、こんなお多幸な瞬間、想像しただけで楽しくなる、素晴らしい人生を!