「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

【クルマ】クルマはいつまでクルマであり続けるのか

 

クルマ好きです。

これまで何回も書いているのだけれど、自分だけの空間で自分が操作して自分が行きたいところ行ける。そんなクルマは現在を生きるタイムマシーン(?)であり、世界最高の発明品であり嗜好品だと思います。

だからこそクルマには愛着も沸くし、そのデザインや走り、性能だけでなくメーカーの思想や歴史にも感化される。その結果、ココロを揺さぶられ大枚はたいてご購入となるわけ。だから満足感もひとしお。

そんなクルマがいま大きく変わってきた。テスラに代表されるEVもそうだけど、なんかただの移動の手段になりつつある。自動運転やら大型液晶パネル、映画やゲームもできる。これなら後部座席のモニターでアニメを見ているちびっ子と一緒、そんなのクルマじゃない。

そんなことを思うおじさんな自分、そもそも最近の若い人はクルマに全然興味がないらしい。自分の息子も成人したのに免許を取りにもいかない。金出すから取りに行け、そんなこと言ったのだけど、「必要性を感じない」こんなこと言っていた。

あー、家族で外食した時にお酒飲んで息子に運転変わってほしいのに。こんなささやかな願いも眼中にない模様。まあ、それはいいとしてクルマ自身が、単なる移動体に舵を切っているようで仕方がない。ミニバンが悪いとは言わないけど、これこそトラックと一緒、荷物が物か人間かの違いだけ。

先日、BMWの最新モデルに試乗してみた。電気自動車のi4と普通の3シリーズ。どっちも3シリーズをベースにしているので外装はともかく内装は一緒、運転席の前には細長い液晶画面がドテチーンとお備わりになっていた。

広大な画面に表示されるナビ画面、それだけならいいけど、目の前のメータもすべて画面に表示されるだけ。うーん。。。まるでゲーム機。。。これならメーターの画像じゃなくてもいいんじゃないの。

もちろん助手席との間にはシフトレバーもありません、のっぺらぼーな感じ。BMWからしてこうなのか。。。「駆け抜ける喜び」BMWの有名なキャッチフレーズ

このフレーズはクルマの性能だけではなく、運転席を構成する雰囲気や質感も含めての話のはず。なんか全然ココロ躍らない、単に僕が時代遅れなだけなのだろうか。

いやそんなことはない、中途半端なのだ。単なる移動体としての「クルマ」なのか、嗜好品としての「クルマ」なのか、すでに後者は存在意義がないということなのだろうか。

試乗を終え自分のクルマに戻り、座席に座る。いつもなら最新型のクルマに乗った後は古臭さを感じるものだ。それがこの時は違った、なんか落ち着いた、しっくりきた。やっぱり僕自身が時代遅れなのか。

先々代のCクラスは今年の頭に5回目の車検を終えた。前回は50万近くかかったが、今回は20万程度で済んだ。そのうち8万近くが税金なわけだが。。。

お高いことに変わりはないが新車を買うことに比べれば・・・と思う。そもそもいま欲しいクルマが見当たらない、もちろん自分で買うことができる範囲でのはなし。

駆け抜ける喜びやFun To Drive、ずっと追及してほしいんだけどな。やっぱり時代遅れなのだろうか。