「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

他人の目

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整髪料をつけるのをやめて見た。

 

若いころから、ムースやジェルで髪を固めていることが常だった。
くせ毛でまとまりにくい髪質だし、サラサラヘアでもない、何より目の前を髪がちらちらするのが嫌だった。
もう何十年もそんな髪型で過ごしてきたわけだが、ふと思って整髪料をつけるのをやめてみた。

 

髪の量も減ってきているせいだろうか、しっかり固めなくても特段不快感はない、少しパサついている感じはあるが許容範囲だろう。

 

これが何とも心地よい。
つまらないことだが、これまでは丸首のセーターなどの被り物が好きではなかった。
脱いだり着たりするたびに整髪料で固めた髪がばさばさになってしまう。
そんな不快感から解放された。

 

頭を触ったり触られたりするのも嫌だったのだが、整髪料をつけていないものだから何の問題もない。
強い風が吹こうが雨が降ろうが、まったく問題ない、これならオープンカーも大丈夫だろう。

 

それにしても一番意外だったことは、整髪料をつけるのをやめたことを誰からも指摘されなかったことだ。会社の誰からも、そして家族からも・・・。
これって・・・、よく言われることだが、自分が思うほど人は自分を見ていないということだと思う。

 

そう思ったら、なんか余計に気が楽になった。
不思議なことにもっとオシャレをしたくなった、色んな洋服、ちょっと派手なものも着てみたくなった。

 

これまではオッサンはオッサンらしく、ビジネスマンはビジネスマンらしく、みたいなことを気にして洋服を選んでいた。
でもそんなことを気にしているのは自分だけなのだ。

 

なんという発見だろう。
今まで何をつまらないことにこだわっていたのか。

 

そう思い、最近はせっせと洋服を買い漁っている。
もちろん僕のことだから、失敗もたくさんある。
でもいいじゃないか、みんな僕の事なんか、たいして見ていない、気にしてやいないのだから。

 

最近、他にしてみたいことがある。
タンニングっていうのだろうか、要は日サロだ。
真っ黒に日焼けした肌、ステキじゃないか。

 

Webで近所の日サロの店をいくつか見てみる。
なんとなくチャラい感じの店が多いようだ。時節柄、感染対策なんかも気になる。
一番のハードルは、僕がそのような味に足を運ぶ度胸が持てるかだ。
う~ん、怖い・・・。

 

日に焼けた健康的な肌でさっそうと街を闊歩してみたい。
そんな誘惑を実現できる度胸があるか。
毎日妄想と格闘している、そんな日々だ。