「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

頭が濁っていく

 

 

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最近、頭が濁っている。
クリアじゃない気がする。

 

 
休みの日に何かしようとする。
何か考えてみる、その考えを文に記してみようとする、でもそんな気にならない。
本でも読もうか映画でも見ようかと考える、でも、やっぱり面倒だ。
じゃあマンガでもと思ったが、それすら億劫に感じる。
なんか頭が濁っている感じがする。
何も考えが浮かばない、考えられない、そんな感じ。

 

 
疲れているのかな、そう思って昼寝をすると平気で二時間くらい眠ってしまう。
そうやって夕刻を迎え、ベランダの椅子に座りながらビールを飲む。
夕焼けがキレイだ。
幾層にも織りなした雲に夕日が写り込んでいる、まるでオーロラみたいじゃないか。
見たことないけど。

 

 
こんな感じで大事な休日の時間が過ぎていく。
こんなことでいいのだろうか、いいわけがない。
何も成し得ず、何も生み出さず、貴重な自分だけの時間が終わってしまうのだ。

 

 
こんな状態でよく平日は仕事ができているものだ。
もしかしたら、仕事をしているふりだけなのかもしれない。
それか、頭が濁っていてもできるレベルの仕事しかしていないかだ。
実際にそうなのかもしれない。

 

 
そう考えたら、僕の頭は本を読むことも映画を見ることも雑文を書くことすらできなくて、仕事しかできないレベルの脳みそに成り下がっているということなのかもしれない。
たぶん、僕にとって仕事はこの程度の扱いだ。

 

 
そう考えると、何も生み出すことはなかったけど、何もしない休日は僕にとっては至福の瞬間なのだろう。
オーロラじゃなかった、夕日を見ながら飲むビールだって最高だ。
ビールを飲む、その瞬間のために生きていると言っても過言ではない。

 

 
頭がクリアじゃない、濁っている。
そう言ったけど、それが僕の頭なのだ。
だからその濁った頭で考えていること、それこそがまさに僕自身なのだと思う。

 

 
今日も灼熱の一日だった。
こんな日は何も考えずに冷たいビールやスパークリングを飲むに限る。
すると不思議なことに頭が冴えわたってくる。
色んなことを考え始める。

 

 
お酒とは偉大なり。
これって、もしかしたらアル中?
やっいてることがクスリやドーピングの類と変わらないような気がする。

 

 
でも、僕はそのまま何もせずに寝てしまうだけから誰にも迷惑かけることも無い。
やっぱり、ただのアル中だ。
そう、僕は夕方、ビールを飲むために、ただひたすら時間つぶしをしているのだ。
仕事も生活も、僕にとってはお酒を飲むための時間つぶし。
人生こそがビール。

 

 
ああ、いったいこのビールってやつを誰が発明したのだろう。
ノーベル賞か金メダルを授与したい。
ああ、今日も頭が濁っていく。