「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

目的は何だ、それがないから悩むのだ

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この週末は、なんだか知らないけれど気分が乗らない。何するにしてもやる気が起きない、そんなことってたまにある。

 

理由はたぶん、仕事で嫌なことがあったからだと思う。

 

昨日の土曜日は一日中、本を読んで過ごした。嫌なことがあったと嘆いていても仕方がない、たまには仕事関係の本でも読んでみようかな、自分なりにできることはしなくちゃ、そんなこと思い読み始める。

 

そんなこと思ったけど、休みの日に仕事関係の本を読むと、やっぱり気分はすぐれない。ますます、すぐれない、頭がいつの間にやら仕事モードになってしまう。だから途中で大好きなクルマ関連の本にチェンジした。

 

小説家の羽田圭介がクルマを購入するまでをまとめたエッセイだ、以前から気になっていたので、購入して読んでみることにした。

 

内容的にはとても面白い、というか、とても共感できることばっかりだった。

 

クルマを購入するのはとても労力がいることだ、それにディーラーの人との駆け引きというか、そんなやり取りに心身が消耗する。

 

僕はなぜだか人に気をつかってしまう質なので、クルマを選ぶ側でありながら、いつの間にやらディーラーの人に気をつかい、ご機嫌を取るようなリップサービスまでしてしまい、自分は何をやっているのだろう、そんなことよく思う。

 

羽田さんは、そこまで相手に気をつかうことはないようだが、それでもかなり気をつかう様が見て取れ共感した。

 

これって何なんだろう?

 

やっぱり、クルマが高額な品物だからかもしれない、加えて、外車ディーラーなんかは、ブランド物の意識が強いから、ディーラーの人の丁寧な姿勢の中にも上から目線な対応を感じることがよくある。

 

お前がこのクルマ買えるの?あんたにはこのクラスがお似合いじゃないの?いつの間にか話している中で、そんな雰囲気を感じ取ってしまう感じだ。

 

こちらとしては、少しでもいいクルマをお安く買いたいという心理が働くから、なぜだか、ディーラーの人に気をつかってしまう。

 

それに高額な買い物でありながら、そう何回も試乗出来ない。すぐに選ばなければならない、そんな雰囲気を醸し出されて、そこで決断しないと変な客、せこい客、そう思われてしまうような変な意識。

 

そんなこんなで心身を消耗する思いが、この本を読んで蘇ってきた。

 

羽田さんが色んなクルマに試乗して、自分に最適なクルマを導き出すエッセイなのに、そんなことばかりが気になってしまった。

 

そう思って、自分は目的が不明確なんだということに気がついた、だから、いつもプロセスのことばかりを気にして、その対応で四苦八苦してるんだと思う。

 

仕事もそう、クルマ購入する場合もそう、目的が明確であれば、そのプロセスにおける意思決定や人とのやり取りなんかで、気をつかう必要なんてサラサラない。

 

目的が曖昧だから、そのプロセスの中でどう行動をどうするかばかりが気になるんだ。

 

クルマを購入する目的、候補となるクルマ、予算を決めてから、その購入プロセスに臨めば、ディーラーの人の対応なんて気にする必要はない。

 

仕事も一緒なんだろうな。

 

あーあ、結局、仕事のことを考えてしまっている。まーしょうがない、でも「目的」はなんだ、それはすべてに共通することだと思う。やっぱ、芯を持たなきゃね、そんなこと思ったある日の週末なのでした。