「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

クルマは変わるけど、クルマに求めるものは変わらない

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何か世の中、変わらないと思ってたこともドンドン変わっていく。何のこと言ってるかというとクルマ、僕の大好きなクルマだ。

 

まあ、新型コロナの影響で壊滅的な打撃を受けたクルマ業界だけど、ここにきて業績は劇的に改善している。まあよく考えてみれば、現在、最も安全な交通手段は自家用車、そうクルマだもんね。買い替えだってあるし、需要は増えこそすれ、人口が大幅に減少するまで激減することはないはずだ。

 

そんなクルマの電動化がドンドン進んでいる。初代プリウスが登場したのが1997年、たしか215万円(21世紀へGOの語呂合わせ)だった。ガソリンと電気自動車のハイブリッドなんて革命的、こんな時代が来るなんてと思ったもんだ。

 

それでも主役はあくまでガソリンエンジン、一部が軽油を使うディーゼルエンジンになったくらいで、電気自動車の時代なんて来るなんて、まだまだ先の未来のことだと思っていた。

 

それがそれが、EVメーカー「テスラ」の時価総額トヨタを超えただとか、ボルボが今後販売する車はすべてハイブリッドかEVにするとか、カリフォルニアでは2035年にガソリン車の販売を全面禁止するとか、時代は一気に電気自動車に舵を切ってるようです。

 

本場ヨーロッパの自動車メーカーも同様です、もっともっとガソリンエンジンにこだわるんだと思っていました、これまで培った技術にブランド力、それに感性みたいなもの、それらを簡単に手放すはずがありませんから。

 

それがそれが、今や最先端を行っているのは、プリウスを発明した日本ではなく、ベンツやBMWに代表されるヨーロッパの自動車メーカー、既にポルシェも電気自動車の「タイカン」を販売してるし、あのフェラーリだって2025年には発売すると公式発表している。

 

なんかねー、会社の強さ、文化ってこういうことなんだと思います。彼らは過去の歴史や栄光に胡坐をかいて殿様商売してるわけじゃないんですよね。誰よりもどこの会社よりも先進的な技術を取り入れ、世界で一番のクルマを作っていこうとしているのでありんした。

 

それに比べて我らが日本の自動車メーカーさんはどうなんでしょ。ハイブリッドで先行したのはいいけど、逆にハイブリッドにこだわりすぎちゃった感じ。

 

うーん、やっぱりクルマの本質って何なのか、そして自分たちはどういうクルマを作るべきなのか、その辺のフィロソフィみたいなものが決定的に欠けているような気がします。このままじゃ中国などの新興ベンダが作る電気自動車と何も変わらなくなっちゃうんじゃなかろうか。

 

やっぱりクルマは趣味性の高いものであり続けてほしい、クルマには性能だけではない何かエモーションなものが必要だと思うんです。それはこれまでのクルマ文化が証明しています。

 

それに気がつくか気がつかないか。日本のメーカーは大きな転換期にいるのかもしれない。やはりどこにオリジナリティを求めるかです、このままじゃクルマではなく自動運転用の乗り物メーカーになってしまうと僕は思います。

 

「fun to drive」こんな素敵なコピーを掲げている日本のメーカーだもの、世界をひっくり返すような底力を見せてほしいもんです、期待してます!