「青い日々」

多幸感あふれる、幸せな生活

映画「YESTERDAY」で感じた、人より優れた自分になりたい病の根深さ

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Amazoneプライムで、今更ながら映画「YESTERDAY」を見た。しかし便利な世の中だよね、こんな最近の映画がタダ(会員費は払ってます)で見ることができちゃうんだからね。

 

事故にあった主人公が目を覚ますとそこはビートルズの存在しない世界だった、そこでビートルズに成り代わり数々のヒット曲を発表して大スターになるという話なんだけど、まあ、純粋に面白いコメディドラマではありました。

 

でも一方で、こんな風にも思っちゃった。映画を見ている僕は、主人公よろしくビートルズに成り代わって大スターになった気分を味わってたってことに。

 

つまりね、称賛されたい、大スターになりたい、チヤホヤされたい、要は人より優れた自分になりたい、そういうことなんだよね。それを具現化してくれたのが、この映画なわけ。

 

実はこういった話はそこら中に溢れていて、テレビ番組なんかでもよくあること。有名な芸能人が、突然田舎の町を訪れて、その町の人たちと交流する、あれもこの類の話だと思います。見ている僕らは、人と人とのふれ合いを見ているようで実は違う、あの有名な芸能人の立場になって見てるんだ。

 

地方の一般人のみなさん、スターの僕に会えて嬉しいでしょ、驚いたでしょ、僕はこんなに気さくに皆さんに接することのできる度量の広い人間なんです。ああ、みんなにチヤホヤされて楽しいなー。

 

そんなこと思いません?僕は思っちゃいます。僕がひねくれてるだけなのでしょうか。だからね、NHKの「鶴瓶に乾杯」って番組あるでしょ、あれも最初のうちは面白くてよくみてた。でも、段々違和感を感じるようになってきた、気がついたんだ、僕は鶴瓶さんやら芸能人の立場であの番組を見てるってことに。

 

これって、自分がないってことだよね。人に褒められたいから、人より優れた自分でありたいから、芸能人さんになったふりして、自己間満足してるだけなんだと思う。こんなことしてちゃダメだよなー、なんかそんな風に感じちゃったんだ。

 

それこそ、自意識が高すぎるだけって言われちゃうかもしれない。実際そうなのかもね。でも僕はそうなんだから仕方がない。だからこそ、そういうドラマに入り込んじゃいけない。自分のなさを人に求める自分になっちゃいけない、そんな自分にはなりたくない。そう思う。こんなこと考えるの僕だけなのかなー、もっと純粋に楽しめばいいのにね。

 

でもこんなことも思うんです。実は僕みたいな人って意外と多くて、自分では気がついていないけど、それを知っている人たちがいて、そんな僕たちを食い物にしようと思って、こんな映画やテレビ番組を作ってる人がいるんじゃないかって。そんなの嫌だよね、でも商売だから人が求めるものを作って、人に喜んでもらえたらそれでいいのかもしれない。

 

でもやだなー、そんな感動やだなー、そう思う、僕はそう思う。ただそれだけ。