「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

大腸がんの手術から1年、内視鏡検査を受けてきた

 

 

1年ぶりに大腸の内視鏡検査を受けました。
あれから、もう1年。。。早いもんです。人間ドッグで血便が認められ、人生初の内視鏡検査、結果、その場で大腸がんが発見されたんですよね。検査中、モニターを見ている先生や看護婦さんの雰囲気が一瞬で変わったあの時のことは忘れられません。

 

おしりに穴の空いた紙パンツをはいて、施術室に入ります。いつものことながら看護師さんはとてもやさしく、いろいろ気遣ってくれます。なんで、見ず知らずの僕にこんなに優しくしてくれるのか、もしかしたら、普段、人に優しくされてないからそう思うだけなのかしらん?そんなことを考えます。

 

ベッドに横になって、点滴用の管を差し、そこから鎮痛剤を入れます。「少し滲みますよ」、先生に言われて、何のことかと思っていたら、しばらくすると針のまわりに鈍痛が。。。ホント滲みいる感じで広がります。なるほどなー、しかし、去年こんなことやったけ?すっかり忘れちゃってるんですよね。

 

そしてほどなくして、さも当たり前のように先生は私の肛門様にクリームらしきものをチョロット塗り、内視鏡さんを挿入していきます。不思議なことに痛くも何ともありません。

 

頭の上にあるモニターを見ると、僕の腸の内部が映し出されてます。「ここが去年、手術で切ったところですよー」先生は優しくおっしゃいます。なるほどー、「ちゃんと、くっついてますね」、そんなバカなことを言う私ですが、先生は「ハハ、ちゃんとくっついてないと、食べたものが外に漏れちゃいますからねー」と優しく回答してくれます。

 

「今何センチくらい入ってるんですか?」これまたバカな質問をしてみましたが、先生は淡々と「80センチくらいですかねー」そうお答えいただきます。80センチ?しかしよく考えるとすごいもんですよね。80センチですよ、80センチ、お尻の穴から管が、そんな奥まで入ってしまうのです。

 

スゴイ世の中だよなー、改めて思います。そういえば、去年先生が言ってました。うちの病院の内視鏡は最新式でね、500倍まで拡大できるんだよって、チョー自慢してたんです。

 

これだもん、いままで見つからなかったものだって見つかる時代になってるんですね。だからこそ、このイノベーションの成果を積極的に享受するべきだと思います。

 

みなさん、人間ドックを受けて安心していませんか?バリウム飲んで安心してやいませんか?ハッキリ言って、内視鏡検査を受けないと大腸がんは絶対見つかりません。だってX線やら超音波やらじゃ写らないし、普通の人間ドックじゃCTなんて撮らないですもんね。

 

大腸がんって、亡くなる人が年々増えているそうですが、こういうことなんだと思います。人間ドックで見つからないんですよ。それで見つかった時には進行してしまっているケースが多い。去年、先生も言ってました、血便で見つかった時にはかなり進行していることが多いって。

 

大腸がん自体は進行が遅いらしいので、一度、内視鏡検査を受けてしまえば少なくとも2~3年は安心です。それに最近ではAIで画像診断する実験もしているらしい、目に見えないものも見つかるかもしれないのです。

 

科学の進歩は素晴らしいし、それを支えているのはお医者さんや看護師さんたち。せっかくだもん、その皆さんの頑張り、成果を積極的に享受しようではありませんか。

 

コロナにおびえているだけでなく、最新技術で積極的に体をケアするのも大事。健康なココロは健康なカラダ作りから、そういうことだと思います!