暑い、暑い、暑いー。
長ーい梅雨、うすら寒い日々が続いたので、今年はもう夏は来ないのかしらん、そんなことを思った私がバカでした。いつものように、いや、いつも以上に暑い夏はやっぱりやって来たのでした。
ちょっと外に出るだけで倒れそうな気がする、ものすごい酷暑の中、足元にうごめく何かが。何かと思いきや、まだみずみずしさを保っているミミズさんなのでした。
何でこんな暑い中、外に出てきちゃったのでしょう。あっという間に干からびてしまうじゃないさ。そう思うと、あちらこちらに干からびミミズがペシャンコになった姿があります。
夜、まだ涼しいうちに外に出て、急激な温度上昇に土に戻れずやられちゃったのかしら。そう思ったのですが、私の目の前にいるのは、まだみずみずしいミミズ、しかも時間は正午過ぎ。なんでだろ?
調べてみると、土の中の暑さに耐えられなくなり、逃げだした結果らしいのですよね。土の中は安全安泰と思いきや、ミミズさんも大変だ。どこに逃げだせばいいというのだろうね。
僕なんかも一緒、嫌なことや辛いことがあると、早く家に帰りたいーって思うけど、その家が安息の場所だなんて誰も保証してくれないんだよね。そういう場所は自分で作るしかない。今は平和な世の中、ただ恵まれているだけ、そんなことを思います。
環境的な話だけではなくてね、大げさに言えば生き方もそうなのかもしれません。自分の居場所は自分でつくるしかないんです。
僕もそうなんだけど、自分の居場所に悩んでる人って多いんじゃないかな。会社でも家でも。子供じゃないんだからね、甘えなさんなってことだと思う。何ごとも自分で考えること、そして取り組むこと、それで初めて人にお願いすることも出てくるんだと思う。
いつの間にか、お願いだけしていたり、祈ったりしているだけの自分がいる。そうじゃないよね。自分で気づき、自分で取り組んでいく、それが人生だもんね。
暑ーい夏にちょっとい真面目に考えてみたい、そんなことを思います。