松本ドライブ旅の二日目、信州を離れ日本海を目指して北上してみた。白馬を通って糸魚川へ、風光明媚な田園景色を抜けると、途中からはトンネルだらけ。黒部ダムも近いこの場所だもの、今は簡単にトンネルで抜けられるけど、むかしは大変だったんでしょうね。
日本海に出るとしばらくは海沿いの道を走ります。海岸沿いの一本道、こういう道は格別です。なんか、何にも考えないでいられる、そんな時間です。海沿いに建つ家は木造の家が多く、昔ながらの風情を感じさせます。
道の駅「能生」に立ち寄ります。随分と大きな道の駅、昼前ですが既に駐車場はいっぱい。海岸沿いまで歩いていけるので少し散歩することにしました。
海辺には家族連れがたくさん、道の駅で買ってきたものなのか、みんなそこら中に座って何か食べてます。何食べてんだろ?そう思ってよく見ると、なんと、桶に入ったズワイガニをみんなで貪り食べているではないですか。
道の駅に行くと、そこにはたくさんのズワイガニのお店、皆ここでゆでたてのズワイガニを買い、桶に入れてもらって、各々が好きな場所で食べているのです。家族連れもいれば、恋人同士もいる、なんとも幸せな光景です、
はー、こういう場所もあるんだ、日本って広い、そんなことを感じます。
僕も食べてみようかな、なんてことは微塵も思いません。面倒くさい食べ物ってキライなんですよね、手が汚れるのも嫌い、ということで二階のレストランに入り地元の自魚丼を食べました。これがこの二泊三日のGoTo一人旅で、唯一食べたご馳走です。
何かこういう場所に来るたびに、もっと色んなところに行ってみたいな、色んなものを見てみたいな、そしていつか家族と来たいな、そんなことを思います。
僕の家族はクルマが嫌いで、ここ数年ドライブに一緒に行くことなんてありません。こんな場所もあるんだよ、そう言ってやりたいな、見せてやりたいな、そんなこと思いながら次の街へと向かう僕なのでした。