「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

ハナミズキとシュークリーム ~気づきと出会いとちょっと成長~

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ハナミズキ、皆さんご存じですよね、僕は最近知りました。うちのマンションの前の道は両側にハナミズキの木が並んでいて、今がちょうど見ごろなんです。なんか普段はフツーの木なんだけど、この時期になると、あー花が咲くんだ、そんな当たり前のことに気づきます。

 

これがまた壮観なんですよね、白と淡いピンクに咲くその姿はとてもきれい、上に向いて咲くので、歩道橋の上から見下ろしたりすると、それはそれはきれいなんです。

 

僕はこれまで何年もの間、この花の存在に気づきませんでした。なんでだろ?不思議だよね、こんなにキレイなのに。桜の花は気づくのにハナミズキの花には気づきませんでした。

 

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これって何なんだろ、これまでが鈍感だったということなのか、年をとって自然の美しさにようやく気づくようになったのか。さっぱりわかりませんが不思議なものです。

 

よく病気をすると、食の好みが変わるなんてこと言いますよね。実は僕も去年病気してから、あるものが大好きになっちゃいました。それはシュークリームちゃんにエクレア様なんです。以前は甘いものが苦手で、ケーキもほとんど食べなかったのに今は無性に食べたくなる。なんなんでしょうね、これ。

 

そんな食の変化と同じように、今まで気づかなかった花の美しさに気づくようになったのかしらん。そういえば、朝、駅に向かう緑道でも猫やカモ(せせらぎ沿いの小道なのです)にやたら目を奪われるし、近くに咲く花を見つけると、この花の名前は何だろう?なんて思ってスマホでパシャ、そんなことも多くなりました。

 

単なる老化でしょうかね。それとも、今までそんな感性はオールシャットアウトして、ただただ駅に向かって急いでいたってことなんですかね。もしかしたら、いつの間にか、そんなに急いでもしょうがないや、焦ってもしょうがないや、そんな風に感じるようになったのでしょうか。まさかとは思いますが、もうそんな一生懸命じゃなくてもいいよ、と諦めの境地に至ってしまっているのでしょうか、そんなことを思い考えてしまいました。

 

さてさてどうなんでしょうね、僕にもよくわかりません。だけど、いいじゃない、また一つこんな素敵なものを発見したんだから、そう思うことにします。

 

他にも気づいていないことってたくさんあるんだろうなー、人を傷つけていたりしても気づかない、嫌な思いさせていても気づかない、逆にとっても親身になってくれているのにその恩に気づかない、なんてことがいっぱいあるんじゃないだろうか、恥ずかしいなー、そんなことを思います。

 

でも、こんなだから気づいたときに成長したな、見つけたなって思うんだろうな、だから生きがいを感じることができるんだろうな、そんな風に自分を慰めます。でもそれでいいんじゃないかな、僕は至らない僕だから、それが少しでもなくなるように色んなことに気づきたい、それでいいんじゃないでしょうか。

 

晴れ渡った青い空、家の前のハナミズキの美しい姿を想像しながら、シャンパンとシュークリームちゃんを買って家路に向かう青い日々なのでやんした。