「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

えびすさんを見習う ~事実と意見と私利私欲~

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太川さんとえびすさんのバス旅、無茶苦茶大好きでした。なんかロードムービーぽくっていいよね、こういうの。そう思ってたら、最近はこの手の番組がとっても多い。ぶらり旅的な感じで勝手気ままに旅するやつ。そしてそういう番組にありがちなのが、いろんなお店に勝手に取材交渉して入っていくやつ。いつの間にやらこんな番組ばっかになってる。

 

そう思って見るとなんか気になることがたくさん。芸能人の方がお店に撮影交渉するじゃないですか、あれって失礼極まりないと思うんですよね。だって相手が一般人だというのをいいことに、芸能人です、テレビですって感じで撮影交渉しちゃう。その感じが優越感の押し付けというか、公正取引委員会的に言うと優越的立場に立つ者の押し付け、そんな風に感じてしまってしょうがない。

 

この手の番組は以前は少なかったからまだいいんだけど、最近の番組はそんなのばっか、いい加減すぎやしませんかと思います。みんな怒ったほうがいいと思うんですよね、いきなり気ままに訪ねてきて、撮影させろなんて。撮影させなかった店が料簡が狭いみたいに言われちゃって失礼極まりない。なんか違うよね。

 

やっぱり今だにあるんだよね、テレビだから何でも許されるって感覚が。先日、報道ステーションのキャスターがコロナウイルスに感染してたってニュースが流れていた。これだって、テレビだから、報道だから、自分は大丈夫だからって、出演していた、させていたってことだろうけど、これってそもそも事業を営む者としての資格がないよね。

 

だって、事実を報じているだけならまだしも、こうあるべき、あれはいけない、これはいけないって言ってるマスコミさんが、この体たらく。居酒屋で飲んでる人を批判する資格なんかないってことだよ。政府を批判する暇があるのなら、まず自分たちがあるべき行動をとりましょうってことです。

 

今回の件は、マスコミがどれだけ自分勝手で、人の揚げ足ばっかとってきたことの証明だと思う、ウイルスにばれちゃったんだね、自分たちの至らなさが、そう思います。

 

ああしなきゃいけない、こうしなきゃいけない、それも結果論で報じるばかり、そんな姿勢を見直すいい機会だと思います。相手の立場に立って、事実を事実として報じる、そんなマスコミであってほしいものです。

 

太川さんとえびすさんのバス旅、これは正直、あるがままの自然体で過ごしているえびすさんの功績が大なんだと思います。誰にどう思われたいとか一切ないからね、こんな人が言われるがままに旅する姿は純粋に楽しい。こんな私利私欲がない姿が僕らをほっこりさせるのです。

 

そう思うと、テレビのニュースショーやワイドショーのキャスターに一番求められるのは私利私欲のなさではないでしょうか。解説は聞きたいけど意見は聞きたくないんだよね。そんな番組が今回の騒動をきっかけに増えることを期待します。それでこそ、僕らの社会が成長するってことだと思います。

 

あるべき論なんていらない、事実を事実として受け入れ、それをどう判断するかは僕らに任せてほしい、そんな自由を社会全体が認めあう、そんな新しい時代に移り変わるチャンスなんではないかと思う青い日々なのでした。