「青い日々」

多幸感あふれる、幸せな生活

大腸がんでガ~ン 〜その②「内視鏡検査」〜

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内視鏡検査を朝の9:00に予約、受付に行くとすでにかなりの人がいます。待ってる間に検査の段取りが書かれた資料を読んでおくようにとの指示、下剤が入った液体2リットルを2時間かけて飲むらしい、うーむ。。。しばらくすると番号を呼ばれ、部屋の中へ。

 

同じテーブルに4人一組で座り、看護師さんから説明を受けます。2リットルの水を250ccずつ2時間かけて飲み、その間に数回便をしてお腹の中を空っぽにしていくようです。まず最初に最近の便の状況、それから今朝はどのくらいの大きさの便が出たかをうんちの模型を用いながらヒアリングされます。。。うーん、シュール。

 

僕の組は70歳過ぎと思われるおじいさんと60歳くらいのおばさん二人。みんなの前で一人ずつのヒアリング、さすがにおばさん二人は恥ずかしそうですが、ヒアリングの結果、この2~3日うんちが出ていないことが判明、まず浣腸しますということで連れて行かれてしまいました。うーん、ハード!

 

しかし、この2リットルの下剤入り液体、薄いスポーツドリンクみたいな感じで、とてもゴクゴク飲めるようなものではありません、けっこうな苦行です。しかもこの容器がペットボトルとかではなく、点滴でつる下げられたビニール袋を大きくしたような容器に入っておりグニャグニャしていてたいそう持ちにくい。なので、おじいさんの分も僕がコップに注いであげました。そんなことしてると二人のおばさんも浣腸から帰ってきたので、「ま、どうぞ」みたいな感じで同じように下剤を注いであげます。なんでこんなとこで気を使ってるんだろね、と思いながらも、おばさんたちも「悪いわね」とまんざらでもなさそう、2時間ご一緒するわけですから、一番若い僕がお注ぎ係となりました。

 

そんなこんなしているうちに4~50分が経ち、あまり便意は感じませんが、一応行っとくかとトイレに座ると、ビャーって感じで出ましたでました。なるほどこういうもんか、そんなこんなを7~8回繰り返していきます。おじいさんも僕と同じペースで進むのですが、おばさん二人はなかなか出ないようです、歩いたりお腹をさすったりしています。それにしても初対面の4人ですが、同じ苦行をしている仲間、トイレから帰ると「出ましたか?」「ええちょっと」「いいわね、ぜんぜんダメだわ」みたいな感じで聞き合います。よく考えるととても非日常的な時間です。

 

便が進むとだんだん薄い黄色の水だけになり、その状態になると看護師さんを呼んで見せます。看護師さんは薄黄色の水を見ると「いいですね、オッケーです。ご苦労様でした」満面の笑みで答えてくれました、なんかテストで合格したようで嬉しい。それにしても看護師さんも大変な仕事だよな、いったい一日何人の便を見るのでしょう。

 

テーブルに帰り、3人に合格をもらえたことを告げると、「いいわね、おめでとう」と祝福?の言葉をいただき、晴れて内視鏡検査の順番待ちの資格を得ることとなります。皆さんも頑張ってくださいね、そんな言葉を残しながら、少しばかりの優越感を持って着替えに向かいます。着替えるのは浴衣みたいな検査着、下着はお尻に穴というかスリットの入った紙パンツ、いよいよ準備万端です。

 

この内視鏡検査、慣れている人は自宅でこの2リットルの苦行を行い、準備完了してから病院に来るようです。なのでその人達も混じってけっこうな順番待ち、1時間以上待つこととなります。

 

そうこうしてるうちにやっと順番がやってきました、若い看護師さんが僕を検査室に連れて行ってくれます。検査室に着くと横を向いて寝るように指示されました。若い看護師さんはおっきなエプロンして、目を守るゴーグルのようなものを装着しています。こんな若い子が検査するのかな、恥ずかしいな、そう思ったけど違いました、しばらくすると若い男の先生がやってきました、テキパキと麻酔を注射していよいよ検査開始です。

 

当然ですが、先生は手慣れた様子、「それじゃ始めまーす」といって、躊躇することもなく肛門にゼリーを塗り、いきなりブスッ。おっ、入った、そんな感じで特段痛みはありません、ドンドン内視鏡が入っていきます。

 

先生はモニターを見ながら検査を進めるのですが、そのモニターは寝ている僕の頭上にあるので、一緒に見ることができます。内視鏡検査のライブ中継ですね。ピンクのキレイな腸が映し出されています。大丈夫そうだな、そう思った次の瞬間、モニターに見えたのは先程のキレイなピンクとは異なる、ドス黒い画像。この瞬間、ピンときました、これ多分ガンだな、先生と看護師さんの動きが慌ただしくなりました。