「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

サバイバル 〜僕らには強いココロが必要だ〜

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サバイバルっていう漫画があった。ゴルゴ13で有名な、さいとうたかをさんが描いた少年漫画、巨大地震で日本中が壊滅状態に陥った中、生き残った少年サトルが、過酷きわまる環境で家族を探しながら生き抜こうとする姿が描かれている。

 

昔から、こういったサバイバル物の話がなぜだか好きだ。サトルが山の中でたまたま仕留めることのできた熊を食料にするために悪戦苦闘するところや、空き家で保存食を探したり、ミミズをうどんと思って食べようとしたりするシーンなど、壮絶極まりなんだけど、そんなどうしょうもない状況の中で、知恵を張り巡らして、いろんなことを試みて生き抜こうとする姿に、なんか好奇心がムチャクチャ刺激される。

 

実際に自分ががこういう状態に陥ったらどうするだろう、そんなことを思いながら物語の中にどっぷり使ってしまう。だいたい、僕は映画でもテレビでも、物語の中に入り込んでしまうところがあって、見ていてひどく疲れる、要は単純単細胞なのだろう、なんでも信じてしまう、だからよく人にも騙される。まっ、そんなことはどうでもいいけど、だからなのかハッピーエンドじゃない物語は好きじゃない。

 

それでも唯一、サバイバル物だけはどんな話にも見入ってしまう。漫画では他にも同じさいとうたかをさんが描いた「ブレイクダウン」や、最近のものでは無人島にたどり着いた女子高生の奮闘記「ソウナンですか?」、サバイバルじゃないけど「ソウナンですか?」と同じ原作者が描いた「山賊ダイアリー」などなど、どれもとても面白い。登場人物たちが純粋に生き抜く姿にドキドキ・ワクワク感が止まらない。

 

映画だとトム・ハンクス主演のキャスト・アウェイが印象に残っている。バレーボール?で作ったウイルソンを相棒にひとり無人島で暮らす話、虫歯になって自らその歯を抜くとこなんか強烈なシーンだ。それとかハリソン・フォード主演の「6デイズ/7ナイツ」みたいな、無人島男女二人モノみたいな話にも憧れちゃう。たまに想像しちゃうもの、飛行機が墜落して、かわいいあの娘と無人島で二人だけになったらどうなるんだろう、とかね。まったく我ながら乙女だね、恥ずかしい。

 

キャンプが好きな人は、なんとなくわかってくれるんじゃないかな。いつもの日常、何不自由ない生活から離れてみたい、自分ひとりで気ままに、自然の中で生きてみたい、火をおこし、湯を沸かし、肉を焼き、川の水で顔を洗い、星を見ながら寝る、そして太陽の明かりで起きる、木々に囲まれ生まれたばかりの空気を独り占めする、そんな生活を送ってみたい、そんな渇望と言うか憧れと言うか、そんな気持ちが自分の中にある、そんな思いを持ちながらこれらの漫画や映画を見ている自分がいる。

 

不自由のない生活を送っているから、こんな事考えられるんだろうね、台風や地震で苦労されている方に申し訳ないこと極まりないけど、今の時代、誰がいつその様な状況になってもおかしくないわけだから、その時のために準備をしておくことは大切だと思う。

 

「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」そんなコマーシャルがあったけど、今を生きる僕らはまったくわんぱくではない。平均寿命は年々上がっていくけど、ひとりで生きていいく、生きていける生命力は著しく低下してるんじゃないかと思う。だから時にはこんな物語をみて自分に置き換えて、こんなときは何ができるか、何をすべきか、想像して見ることはいいことなんじゃないかと思う。

 

空調が完備されたジムで体を鍛えるだけじゃダメなんだ、もちろんそれも大事だけど、どんなときでも生きていける強靭なココロを育むことが必要だと思う。そのためにも、サバイバル、そんな物語から影響受けてもいいじゃない、こんなときはどうする、どう生きるかを学びましょう。そして普段の生活にも反映していきましょう。

 

今の社会はテクニックだけで生き抜こうとする人達が多い、でも本来の生き方はそうじゃな、強い心を育むことが僕らには求められていると思う。楽しく強く生きていくために僕らができること、実行していくべきだと思う。楽しくね!