「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

巨大建造物に惹かれるのはなぜ? 〜非日常への憧れと畏敬の念〜

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風力発電が好きだ、あのとてつもない大きなプロペラを持った白い体躯、海沿いの道や、丘の上の突然現れる、その姿は圧倒的で、なんかこの世のものじゃないような、神秘的な感覚を受けます。見た瞬間、おーって声が出る。

 

一体誰が、いつ頃からつくりだしたのだろう、こんなに大きなプロペラを回して、それに見合うエネルギーが効率的に得られているのだろうかと疑問に思うが、実はエネルギーへの変換効率が太陽光発電地熱発電なんかに比べて倍くらい高いらしい、なんとその数、日本全国に2,250、よくこんなに建てたよね。

 

それにしても、これって昔で言う「風車」ですよね。あのオランダで有名なホノボノとしたやつ、こんな昔かある仕組みが、形は変えながら今も現役で活用されているというのは驚くべきことだと思う。単純、シンプル is best、素晴らしいってことなんでしょう。

 

横浜の港なんかでも何対か見かけることができて、意外と港の姿とマッチしているな、なんて思う。でも僕が一番好きな風力発電群は、茨城の波崎ウインドファーム。銚子の北、海岸線にたくさんの風力発電が連なっている姿は壮観です、そしてここには、岸壁に地元の人が描いたと思われるたくさん絵が並んでいるのです。立ち並ぶ風力発電とこの絵のコントラストが格別です。僕も何気なくドライブしていて出会った光景なのだけど、青い空、真っ白な風力発電、そしてその足元には色とりどりに描かれた絵となんか幸せな気持ちになっちゃいました。是非行ってみることをおすすめします。

 

しかし、こういった巨大建造物って、なんか惹かれますよね。昔からある鎌倉や奈良の大仏様も同じだと思います。いつの時代も圧倒的な大きさに惹かれる我々がいたのだと思います。風力発電もなんか神々しいもんね、僕はそう感じてしまいます。

 

もっと大きなものだと東京スカイツリーとかランドマークタワーとかあるわけですが、そういったビジネスライクなものにはあまり魅力を感じません、風力発電の真っ白く伸びた胴体と、この世のものとは思えないプロペラ、巨大な扇風機のようにクルクル回る姿が、現実離れしていている、まるで僕らが小人になったように感じる非日常的な感覚が畏敬の念となって僕らの心に染み入るんでしょうね。

 

だからなのか、僕はこの風力発電を見るとなぜだかお多幸で幸せな気分になるのです。そうかそうか、日本全国に2,250体もあるのか、全部見て回るなんてのも素敵だな、城マニアとか灯台マニアはいても風力発電マニアはいないでしょう。まったくお多幸なプランを思いついちゃったぜ、いつか実行してみたいな、その時はどんなクルマで訪れるのがいいかな、そんなことをニヤつきながら思う幸せな青い日々なのでした。