「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

クラゲって美しい 〜市立室蘭水族館〜

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北海道の室蘭に水族館がある。北海道最古の水族館らしい、それが貴重なのか価値があるものなのかよくわからないが、一言で言うこと簡素な、ボロっちい水族館だ。美ら海とか品川とか八景島とか今どきの水族館と比べて、同じ水族館と呼べるのかというくらいチンケな水族館だ、そもそも比べちゃいけないんだと思う。

 

この水族館は市立室蘭水族館という。簡素だ、ボロっちい、チンケだと言われ気を悪くしたかもしれないが、僕はこの水族館が大好きだ。この水族館は海に面していて、遊園地が併設されている。遊園地?遊園地っていうのかな、でもメリーゴーランドもあるし観覧車だってある、観覧車のかごは10個しかないちっさなやつだけどね。

 

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なんかここにくると幸せな気がする。観覧車のある水族館、それだけで素敵だ。なんかティムバートンの映画に出てくるような雰囲気があると言ったら褒め過ぎかな。でもシザーハンズに出てくる町並みみたいな雰囲気がちょこっとだけある。

 

そんな室蘭水族館で僕が最も大好きだったのがクラゲの展示場だ。僕は知らなかった。クラゲがこんなに美しい生き物だったなんて。古い水槽がそのまま横並びに展示されているような場所なんだけど、だからなのかクラゲの美しさが一層引き立って、息を呑むというかなんというか、しばらくそこに立ち尽くしてしまうような美しさだ。

 

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実はクラゲって不老不死らしい、というかそういう種類がいるらしい。ベニクラゲという種類のクラゲはなんと5億年前から生きているらしい。年をとって老人(老クラゲ)になるとそこからまた胎児に戻って赤ちゃんになって子供になって再成長するらしい、その繰り返し、それでずーっと生き続けてる。フシギダネ。人間もそのような不老不死を求めるのかな。

 

そんなクラゲに見とれたあと、庭に出るとペンギンやアザラシのプールがある、もちろん屋外だ。アザラシのプールの前に行くと客は僕一人、僕とアザラシはマンツーマン、こんな水族館ないよね。アザラシと会話ができそうだ、あの黒いまん丸の目で僕はどのように見えているのだろうか。

 

そんなこと思いながら、幸せな一日を過ごし水族館をあとにする、僕の顔はなぜだか、たぶん笑っている。室蘭水族館はそんな素敵な場所だ。一度行ってみることをおすすめします。

 

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