「青い日々」

50歳からの多幸感あふれる、幸せな生活

お多幸な映画 〜「人生の特等席」クリント・イーストウッド〜

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久しぶりに映画を見た。クリント・イーストウッド主演「人生の特等席(Trouble with the Curve)」。古くてすみません。しかし邦題と原題、なんでこんなにも違うのかね、でも「カーブの問題」じゃ確かに伝わらないね、きっと「カーブ」にも色んな意味があるのだろうけど。

 

やっぱりイーストウッドおじさんはいいね、メジャーリーグのスカウトの話なんだけど、一途で頑固で不器用で、娘ともうまくコミュニケーションできない。日本でいったら高倉健さんだろうか、健さんはこんな饒舌にはしゃべらないだろうけど、「不器用ですから」でおしまい、そこはお国の違いね。

 

ストーリはちょっと出来すぎていて、あまりのハッピーエンドっぷりにビックリだったけど、やっぱり映画はこうじゃなきゃね、と思いました。見終わって清々しい気持ちになる。

 

印象的なシーンは、イーストウッド演じるガスの娘ミッキーと、元メジャーリーガーのジョニー、深夜の誰もいない湖に一緒に飛び込むところ。美しい、とても美しい。普通のキスシーンより、ラブシーンより数千倍心に響きます。なんか見ていて気持ちが高ぶります。こういう演出が映画の最大の良さなんだろうなー。

 

映画って全体の作りやストーリーももちろん大事だと思うけど、印象に残るシーンやセリフがあるか、というか見ている人の心に響くかが大事で、それがその映画の価値を決定づけるものになるんだと思う。

 

だから僕はこれまで見た映画でも結構ストーリーは忘れちゃってるんだけど、心に響くシーンやセリフだけは忘れられない。でもそれでいいんだと思う。そのひとつシーンが僕や僕らの人生に彩りを加え、インスパイアしてくれているんだと思うから。

 

ということで、最近は映画って全然見ていなかったけど、やっぱりいいもんだね。これから時間のある時にもっと見てみよっと。こんな映画を見た次の日は気持ちいいや。さあ、僕らもお多幸な人生を歩みましょう。