「青い日々」

多幸感あふれる、幸せな生活

雑音 〜みんなイヤホンで何を聞いてるの〜

 

昔からこんなだったかな。電車に乗るたびに思うことがある。何って、みんながみんなイヤホンをしていること。若い子だけでなく、いいおっさんも含めてみんながイヤホンをしている。

 

一体何を聞いているのだろう。

 

僕も外出中に音楽を聞くことはあるけど、その時はいつもためらう。この瞬間の世界の音から自分自身を遮断してもいいものかって。音楽やらラジオやら好きなもの聞くのはその人の勝手だけど、街の音すべてが雑音、不要なものだと思われているのではないかと思ってしまう。

 

 だっていろんな音が聞こえるということは時としてとても貴重なこと、普段気が付かないことに気づくことだってある、その機会を逃してしまう怖さのほうが僕には気になる。

 

雑音は単なる雑音ではない。

 

その中に街や人や世界の生きている音が詰まっている、そこで何かを感じたり気づいたりすることがあるかもしれない。

 

電車に乗ってたら草刈り機の音が聞こえてきた。何気なく外を見ると土手で草を刈っている人たちがいる、その瞬間、青い草の匂いがしてきた。なんで、こんなに離れている電車の中なのにって、それ自体に驚いたんだけど、草の匂いを感じるのはいつ以来だろうってことに気づいた。どうして最近はそういう機会がないのだろうって考えた、もしかしたら機会があっても気づかないだけなのかもしれない。

 

青臭くて懐かしい生き物の匂い、からだは敏感に反応する。 僕はそんな出会に気づきたい、感じたい、どんなにささいなことだってかまわない。

 

そんなの暇人だけが思うことなのかもしれないけど、みんな忙しいから、いつの間にか忙しさにかまけて、暇になることを怖がってるんじゃないだろうか。忙しくないと自分が求められなくなったたような、自分が駄目な人間になったような脅迫感を感じているんじゃないだろうか。

 

だから暇な時間は暇つぶしをしていないともったいないと感じてしまう。イヤホンをつけて音楽を聞いたりラジオを聞いたり、英会話の勉強に励んだり、なにかしてなきゃ気がすまない。

 

結局、人それぞれなんだけど僕はこの瞬間瞬間の出会い求めてる。そしてそんな機会をもたらしてくれる暇な時間を愛してる。

 

I Want Be 暇人。

 

 だって暇な時こそが自分だけの時間なんだもん。愛おしいくらいの貴重な時間。そんな時間を好きな音楽を聞いて過ごすのもいいけど、たまには何もしないで世界の音に耳を澄ましてみる、そんな過ごし方もいいと思う。

 

なんか凄いこと発見しちゃったりするかもしれない、そう思うと楽しみでしょうがない。僕はそんな青い日々をこれから楽しんでいきたい。ホントそう思います。

 

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 「香り」

 

  散歩をしていたら

  突然

 

  土の香

 

  ふと横を見ると

  畑仕事をしている人

 

  そうか

  土ってこんな香りだった

 

  忘れてた

  というより気づかなかった

 

  しばらく

  歩いていると

 

  雨が降ってきたから

  雨宿り

 

  雨の香り

 

  あたり一面

  充満している

 

  濡れた草花や

  土やコンクリート

 

  みな洗濯されて

  輝いている

 

  お風呂に入りたいな

  急にそんな気がしてきて

 

  自分が汚れていることに気づいた

  からだも心も

 

  服を脱いで

  湯船に浸かると

 

  せっけんの香り

 

  ババンババンバンバン

  ひとりつぶやいてみる

 

  僕の頬に

  湯気が天井からぽたりと落ちてきて

 

  湯気は

  僕の涙でできていた